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「吉田うどん」とは?
どこの名物料理?
「吉田うどん」は郷土料理のひとつで、山梨県富士吉田市周辺で生まれたうどんです。
富士吉田市は高原都市のため平均気温が低めの土地で、富士山が噴火したときの弊害などから土壌はやせており稲作には不向きでした。そのため畑作の中心となったのは小麦などの雑穀類。これらを粉にして作られるすいとんが派生して、うどんになったのだそうです。そして今でもこの地で愛され続けています。
起源や由来など
昭和初期、下吉田地区では繊維業が盛んで、女性は機織りに注力していました。そこで男性が代わりに腹持ちのいいうどんを作りはじめたのだとか。吉田うどんの特徴である強いコシは、男性が力任せにうどんを練っていたからなんて説もあります。
そしてそのうどんを問屋さんなどにも提供してみるとたちまち好評に! そうしてうどんで商売を始める人がぽつぽつと現れはじめ、定着したのだそうですよ。
そのおいしさの秘密って?
太くてコシのある麺!
とにかく太くてモチモチで、コシのある麺が「吉田うどん」の顔です。太いため小麦の風味がしっかり感じられるのがうどん好きにはたまらないポイント! しっかり噛まないと噛み切れないくらいで、食べていて顎が疲れるなんてことも。
ゆであがりがゆるくねじれているものも特徴で、これがまたボリュームを際立たせているんですよ。とにかく弾力がとてつもない麺です。
馬肉を使用する
富士吉田市では昔から馬肉の食文化がありました。そのためいつしか吉田うどんにも甘辛く煮た馬肉を入れるようになったのです。
少し濃いめに味がついていることが多く、くさみがまったくありません。食べごたえがあり味もしっかりしているので、ほかの具材に負けない存在感をはなっています。
おいしさの決め手は 「すりだね」
「吉田うどん」に欠かせないのが「すりだね」という薬味です。山椒、ゴマ、唐辛子などから作られており、ピリッとする刺激と鼻から抜ける風味がたまりません。
お店によって材料も配合も違うので、食べ比べてみてもおもしろいでしょう♪ 途中で味の変化をつけるのに使ってみてください。
山梨・富士のおすすめ吉田うどん10選
1. まろやかな出汁が自慢「美也樹」
早く、安くをモットーにしている「美也樹」はとにかくお値段がリーズナブル。それなのにうどんの味はとても評価が高いんです! カツオ、だし昆布、煮干しで丁寧にとった出汁を使ったつゆは一度食べたら忘れられない味になるでしょう。
富士急ハイランド駅から歩いて7分で着くという好立地も合わさり、連日多くの地元の人や観光客が訪れて行列を作っているお店です。
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