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「いちぢく」とは?
特徴、味など
いちぢくは旬の時期や品種にもよりますが、酸味やクセはあまりなく、あっさりした甘さが特徴です。酸っぱすぎず、甘すぎず上品な大人の味わいなのでお子様には敬遠されがち……。桃のようにやわらかい食感で、キウイの種が大量にプラスされたようなプチプチ感が感じられます。
栄養もたっぷりでおいしいいちぢくですが、たくさん食べ過ぎるとアレルギーを発症するおそれがあるので注意が必要な食べ物でもあります。
名前の由来は?
いちぢくは、毎日ひとつずつ熟すということ、またはひと月で実が熟すということの「一熟」から「いちぢく」という名前がついたそうです。
いちぢくは漢字で書くと「無花果」ですが、花が咲かないということではないのです。いちぢくは実の中に花をつけるため、外からは確認ができません。このように花が咲かないように見えることから無花果と書かれるようです。
「いちぢく」の品種
蓬莱柿(ほうらいし)
蓬莱柿(ほうらいし)は中国から伝わった品種で、西日本を中心に栽培され、広島県尾道は生産量トップとされています。色付きが薄く、あまり赤くならないので「白いちぢく」と呼ばれたりもしますよ。果実は60~80gとやや小ぶりで、甘みが強い品種ですが酸味もほどよくあります。
とよみつひめ
とよみつひめは福岡県のブランドいちぢくです。一番の特徴はその甘さ!糖度が17度以上になるのですが、甘ったるいわけではなく、さっぱりした味わいでいくつでも食べられそうです。とよみつひめをカットした断面を見ると、中心部分が詰まっていて一般的ないちぢくとは少し違います。
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