ライター : TAMA39

ソフト麺って知ってる?

ソフト麺とは

ソフト麺とは、正式には「ソフトスパゲッティ式めん」といいます。「ソフト麺(そふとめん)」や「スパうどん」といった通称で親しまれてきました。

もともと学校給食用に開発された麺で、強力粉と食塩水で作られており、うどんやそばなどと違ってゆでても伸びにくい製法でつくられています。給食で出されることを前提としているため、中力粉を使ううどんとは異なり、「学校給食用強力粉(ビタミンB1やB2を添加して栄養強化されたもの)」が使用されているのです。

包装は一般的なゆでうどん、ゆで中華そばと同じような包装で、もちもちした食感が特徴です。洋風ソースにも和風ソースにも合うシンプルな味と食感で、何にでも合わせやすい便利な主食となっています。

地域によって知名度が違う

ソフト麺が初めて採用されたのは1960年代の東京都です。そこから関東地方、中部地方と中国地方のごく一部の地域で採用されましたが、それ以外の地域では給食で出されていない地域も多く、知名度にはばらつきがあります。 近年でも愛知県ではまだ出されている学校もあり、現代っ子にも認知されているようですが、全国的には平成以降小学校に通った子供たちでソフト麺の味を知る子どもはかなり少なくなっています。 なつかしの給食というとソフト麺と並んで「ミルメーク」もよく登場しますが、まだこちらのほうが知名度が高いのではないでしょうか。

ソフト麺の食べ方

ミートソースやあんかけ

ソフト麺は、ミートソースやあんかけのような粘度のあるソースに合わせることが多いです。正式名が「ソフトスパゲッティ式めん」というだけあって、ミートソースはもっともポピュラーな食べ方といっていいでしょう。 ミートソースのような洋風のソースによく合いますが、一方であんかけにも合うのがソフト麺のよさ。麺自体にクセがないので何にでも合うんですね。 袋に入っているソフト麺を出し、そのままソースに絡めて食べます。ソフト麺は袋に入っている状態がすでに完成形。給食ではホカホカの状態で運ばれてくるので、そこから調理する必要はありません。

カレーやラーメン

また、カレーやラーメンのスープにもよく合います。けんちん汁のような汁物にも入れることがあり、うどんのような食べ方もできるのが特徴です。
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