5.【ソース】コーミ「コーミソース」

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「このソースもわたしにとっては母の味。幼い頃からずっと親しんできた味で、その点は今も変わらずです。 我が家では年1回ほどソース戦争が起こるんです。戦端が開かれるのは決まって夕飯のメニューがお好み焼きになったとき。東海人のわたしにとってソースといえばこの『コーミソース』なわけですが、主人は熱烈なブル◯ッグ派。別のソースでお好み焼きを食べるくらいなら「食べない!」というくらいの人で、どちらのソースで食べるかでケンカになるんです。最近はお互いに賢くなって、両方用意するようにしているんですが、うっかりどちらかを買い忘れてしまったりすると、その後が大変なんですよ。 コーミソースはすっきりとした口あたりで旨みが強く、濃厚なコクがあります。個性の強いソースだけに、この味になじんだ舌は、ほかのメーカーの製品ではなかなか満足してくれません(笑)」

ITEM

コーミ「コーミソース」

¥297

内容量:800

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自然なものでなじみの味を。

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「薬膳で大切なのは食材の組み合わせ。食材ごとの特徴を考えて料理をつくるわけですが、体の負担になるような調味料で味付けしたら……台無しです」と谷口さん。健康に良い食事を薬膳とするなら、体のためにならないものは薬膳ではありません。愛用品のほとんどが無添加でちゃんとした製法でつくられたものばかりだったのは、薬膳と真剣に向き合ってきた谷口さんらしいチョイスといえるでしょう。 そして、そんな谷口さんですらどうしても手放せないというイレギュラー、『コーミソース』の存在感。その旨味と味わいを、谷口さんは「母の味」と表現しました。中京地区に住む人たちが幼い頃から親しんできた、地域密着の味。東海エリアの味ともいえる『まるや八丁味噌』『カクキュー』『三河みりん』も、谷口さんにとっては長く親しんだ味わいです。 薬膳を薬膳として成立させるために必要なナチュラルという要素と、今は離れてしまった郷里の味。料理本の著者として世界的な名声をもつ谷口さんの“我が家の味”は、薬膳の知識と東海の味という2本の軸からできていました。
取材・構成/小林萌(macaroni編集部)、文・写真/植松富志男(macaroni編集部)

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