5. トナカイのシチュー「ポロン・カリストゥス」

伝統的に狩猟文化のあるフィンランドで、よく食べられているユニークなお肉といえばトナカイ肉。「ポロン・カリストゥス」はそのトナカイ肉で作ったシチューです。この料理は、サンタクロースで有名なラップランドの郷土料理なのですが、フィンランドの全土で食べられています。マッシュポテトと一緒に食べるのが一般的。

6. ロールキャベツ「カーリカーリュレート」

フィンランドの郷土料理「カーリカーリュレート」とはロールキャベツのこと。日本のようにお鍋で煮るのではなく、オーブンで焼き煮して作ります。そのため、焦げ目が付いているのが特徴。トマトソースで煮込むだけでなく、甘いシロップやリンゴジャムを添えて食べることも。甘くするとデザートのような料理になります。

7. ミートボール「リハプッラ」

「リハプッラ」は、ホワイトソースをかけて食べるミートボール。マッシュポテトや紫キャベツのピクルスなどと一緒に食べるのが一般的な郷土料理です。お隣りの国・スウェーデンでも食べられている北欧食のひとつ。また、コケモモのジャムと一緒に食べたりも。子どもに大人気の料理です。

8. 黒いソーセージ「ブラックソーセージ」

「ブラックソーセージ」は、フィンランド第2都市・タンペレの名物。その名前のとおり、真っ黒な色をしたソーセージです。お肉以外に豚の血や麦なども詰められているのが特徴。そのため少しクセのある味なのですが、甘酸っぱいコケモモのジャムを付けるとさっぱりと食べられるように。

魚介系フィンランド料理2選

9. 具材たっぷり入ったパイ「カラクッコ」

ライ麦パンのなかに、ニシンなどの魚の塩漬けや豚肉で作った具材などがぎっしり入っている料理。食べる前にオーブンなどで温めて食べるとさらにおいしくなります。もともとはフィンランドのクオピオ由来の郷土料理なのだとか。とてもボリューミーな料理で、別名「木こりのお弁当」とも呼ばれています。

10. ニシンの塩漬け「ハパンシラッカ」

フィンランドの伝統的な保存食「ニシンの塩漬け」。とても臭いの強い食べ物として知られている発酵食品で、珍味のひとつでもあります。世界一くさいともいわれているスウェーデンのシュールストレミングと基本的には同じもの。中世のころ、獲れた魚を樫の樽のなかで塩漬けしていたのがその起源なのだとか。
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