ずんだ

同じ緑色ですが、枝豆で作ったあんこはずんだといいます。ずんだは山形県と宮城県の名産で、ずんだ餅などの郷土料理に使われることで有名です!枝豆の旬は夏なので、暑い時期にぴったりの風物詩としても親しまれています。

食感が違う!製造方法によるあんこの種類

粒あん

作り方によってもさまざまな呼び名があります。煮た小豆をすりつぶしたり裏ごししたりせず、なるべく豆の形をなくさないように作ったあんこを粒あんといいます。 豆のつぶつぶ感を感じられるので、豆本来の舌ざわりや食感を楽しみたい方に好まれます!大福やどら焼き、最中やきんつばなどに使われていますよ♪

こしあん

こしあんは粒あんと違い、豆をつぶして裏ごしし、豆の皮を取り除いたものです。引っかかりのないペースト状なのでとてもなめらかなで、スムースな舌ざわりが楽しめます。 また「つぶしあん」といって、豆をつぶしはしますが皮を取り除かないあんこもあります。つぶしあんは、ちょうど粒あんとこしあんの中間という感じですね!

小倉あん

小倉あんは、こしあん(またはつぶしあん)に、砂糖で煮た小豆の粒を混ぜたものを指します。普通の小豆のこしあんに、大きくてつぶれにくい大納言小豆を混ぜるのが一般的で、2種類の小豆を使うためぜいたくなあんこです。こしあんのペースト感と豆の食感、どちらも味わえるのが魅力! 厳密には製法が異なるのですが、最近では“つぶしあん”や、“こしあんと粒あんを混ぜ合わせたもの”を小倉あんと呼んでいる場合もあります。

そのほかのあんこ

ほかにも、しっかりと煮込んで仕上げる「煮くずしあん」や、こしあんに米粉を混ぜてそぼろ状にした「村雨」、皮をむいてから煮る「皮むきあん」などがあります。 普通のこしあんは煮たあとに皮を取り除きますが、「皮むきあん」は煮る前にひと粒ひと粒ていねいに皮をぬいてから仕上げる、とっても手間のかかるあんこなのです!皮がないので全体的な色味は薄く、あっさりとした上品な味わいが特徴になります♪
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