格付け

ボルドーワインの格付け制度は、ナポレオン3世の命により始まりました。格付けにより、生産者が伝統的なワイン造りのスタイルや個性を守り、品質の水準を維持することにつながっているそうです。また消費者にとっても、ワインの質を見定める目安になるため、すべてにおいて有効的なメリットと言えるでしょう。 格付け上位のワインにはシャトー・ラフィット、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー、シャトー・オー・ブリオン、シャトー・ムートン・ロートシルトがあり、これらを合わせて「5大シャトー」と呼びます。

東岸エリアのボルドーワイン

メドック地区

メドック地区は、ジロンド川の左岸に広がり、ボルドー市の北側に位置しています。ボルドーの中でもメインの産地となっており、サンテステフ、ポイヤック、サンジュリアン、マルゴーなど、高級な赤ワインをもっとも多く産出するエリアです。 大西洋の影響を受ける温暖な海洋性気候で、日照時間が長く、比較的乾燥しているのが特徴的。砂利質と粘土質が混ざり合った土壌を持っており、上流ではカベルネ・ソーヴィニヨンが、下流ではメルローが主に栽培されています。

グラ―ヴ地区

グラーヴ地区はガロンヌ川左岸にあり、ボルドー市の南側に位置しています。「グラーヴ」とはフランス語で「砂利」を意味しており、その名の通り小石や砂利に覆われた水はけの良い土壌です。 カベルネ・ソーヴィニヨンのようなしっかりとしたタンニンの赤ワインを主体に、さまざまなブドウの品種をミックスした辛口・甘口の白ワインも多数造られています。比較的若飲みタイプのものも多く、バリエーション豊かなワインが生産されている地域です。

右岸エリアとその他の地区のボルドーワイン

右岸地区(サンテミリオン)

ドルドーニュ川右岸に位置し、ブドウ畑が世界遺産にもなっているサンテミリオン地区。石灰質と粘土質の土壌に向いたメルローを主に、長期熟成型で豊かなコクを持つ赤ワインが数多く造られています。比較的規模の小さいシャトーが密集しており、メドックと並んで世界的に高い評価を受ける優れた銘柄を多く産出している地域です。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
この記事に関するキーワード

編集部のおすすめ