性質や特徴

クエン酸はレモン等の柑橘類や梅干しに多く含まれる成分。酸性を示し、トイレの黄ばみ汚れやタバコのヤニ等、アルカリ性の汚れをよく落とします。炭酸カルシウムを溶かす働きがあり、電気ポット・ケトル、加湿器、シンク等の水垢落としにも効果的。 薬局やホームセンターで安価で購入できますが、お酢で代用する事も可能。その場合米酢やすし酢、果実酢はお酢以外の成分を含みますので、穀物酢やホワイトビネガーを使用して下さい。

得意な汚れと苦手な汚れ

アルカリ性の汚れや水垢はよく落とし、消臭効果・抗菌効果も期待できるクエン酸ですが、油汚れやカビ汚れには効果がありません。大理石には使用できません。大理石は炭酸カルシウムが主成分のため溶けてしまいます。銅や鉄にも使用できません。錆びてしまいます。 クエン酸自体は口に入っても害のない安全な物質ですが、塩素系洗剤と混ぜると有毒ガスが発生します。まぜるな危険と表記されている洗剤とは絶対に一緒に使用しない事。

使い勝手の良い「クエン酸スプレー」がおすすめ

スプレーボトルに水200mlを注ぎ、クエン酸小さじ1を加えよく振って溶かした、クエン酸スプレーが便利。カーテン等の布類、ペットのトイレ周りにスプレーすると除菌と消臭ができます。 蛇口等にこびりついた水垢にキッチンペーパー等を巻きつけ、上からたっぷりスプレーし、パックした後洗い流せばピカピカに。ケトルや加湿器内部の水垢も、水1Lに対し約25gのクエン酸を溶かし1時間程放置して洗い流すだけできれいになりますよ。

「重曹+クエン酸」ならもっと万能に!

性質や特徴

重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性。2つを組み合わせることでより一層お掃除の幅が広がります。重曹単体、クエン酸単体では落としきれない頑固な汚れも、ふたつを併用することで簡単に落とすことができるのです。 例えばトイレ掃除の場合、重曹の研磨作用とクエン酸の除菌・消臭効果で洗剤いらずなほどすっきりきれいに。お風呂場の掃除の場合も重曹が皮脂等油汚れを落とし、クエン酸が水垢や石鹸カスを落とすので驚くほどきれいになります。

お風呂やキッチンの排水口(排水溝)のお掃除に

お風呂場やキッチンの排水口はぬめりやにおいが気になる上にお掃除が大変な箇所ですが、重曹とクエン酸の力で簡単にきれいにできます。 まず重曹を粉末のまま、排水口全体にふりかけます。その上からクエン酸スプレーを吹き掛けると、シュワシュワと泡が立ちます。この泡がぬめりをこそぎ落としてくれるのです。あとは適当な時間放置したら、お湯で洗い流すだけでOK。重曹とクエン酸のダブル消臭効果で、においもすっきり洗い流せます。
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