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落葉きのこってどんな食材?
落葉きのことは、名前のとおり落葉松(カラマツ)の地面に生息しているきのこのことです。別名「ハナイグチ」とも呼ばれ、北海道などでは代表的なきのこのひとつとされているのですよ。カラマツが分布している北方などで採ることができます。
落葉キノコの最盛期は9月中旬から10月中旬ころです。ほかのきのこに比べて少し旬が早いので、初秋に落葉きのこが出始めると本格的なきのこシーズンが始まった合図とされているのですよ。落葉きのこは群生するので、一度にたくさんの収穫量が期待でるきのこでもあります。良く陽が当たる場所では、お盆の時期に採れることもあるそうですよ。
落葉きのこの見た目の一番の特徴は、赤みを帯びたカサです。成長したカサは平らになり、古くなると反り返ってきてしまいます。ツカと呼ばれる部分にはツバがあり、ツバよりも上の部分は淡い黄色、ツバよりも下はグラデーションのついた褐色をしているのも特徴的ですね。湿度の高い場所では、カサの部分にヌメリがでてツヤっぽく見えるそうですよ。
どんな味がするの?
落葉きのこは松茸やなめこなどのようには有名ではありませんが、香りや味はそれらを凌ぐほどだそうですよ。そのため、落葉きのこは茹でて塩を振るだけで絶品料理に。
そのほかにもお味噌汁に入れたり、大根おろしに和えたりして楽しむことができます。きのこそのものがおいしいので、シンプルな食べ方が一番おすすめ。なめこみたいなぬめりがあるので、食感も楽しむことができますね。新鮮なものはコリっとした歯ごたえも味わえるそうですよ。
落葉きのこの下処理のやり方は?
落葉きのこをおいしくいただくためには下処理がとっても大切です。簡単にささっとできるので、めんどくさがらずに必ずおこなうようにしましょう。
まずは汚れを落とす作業から。天然のきのこには枝葉や土がついているので、それらを取り除きます。食べられない石突の部分は包丁で切り落としましょう。さらに、ぬるま湯のなかにきのこを入れて上部に浮いてきた汚れを取り除きます。
次におこなう作業は虫出しという重要な工程です。天然のきのこのカサや軸の中には虫が入っている可能性があるので、塩を使って虫を出す必要があるのですよ。ぬるま湯に塩を入れて5~10分漬けておき、時間が経ったらザルにあけ水を切りましょう。
これで下処理は完了です。あとは好みの大きさにカットし、いろいろな料理に使うことができますよ。
落葉きのこの保存方法は?
落葉きのこがたくさん余ってしまったら冷凍保存がおすすめですよ。
下処理が済んだ落葉きのこを湯通ししましょう。沸騰したお湯で1分程度煮込むだけでオッケーです。湯通ししたきのこは流水で冷ましたあと、ザルにあけて水気を切ります。あとは、冷凍可能な密閉袋などに平らに入れて冷凍庫に入れれば完了です。小さめの袋に小分けにすれば、ちょっとした料理に使いやすくなりますよ。
冷凍保存した落葉きのこは2~3ヵ月ほど保存することができるので、秋に採ったきのこを冬にも楽しむことができますね。
落葉きのこを使ったおすすめレシピ3選
落葉きのこについて詳しくわかったところで、落葉きのこを使ったおすすめレシピをご紹介します。簡単でおいしいものばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。
1. 落葉きのこの具沢山汁
落葉きのこのおいしい出汁がたっぷりと出た具沢山汁のレシピです。きのこの旨みで食べ応え十分なので、味付けはほんだしとしょうゆのみ。塩豆腐、水菜、落葉きのこの素材の甘みやおいしさを存分に味わうことができますよ。食感も具材によってさまざまなので、噛み心地も楽しめそうですね。
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