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唐辛子はなぜ辛い?
唐辛子は、トマトやじゃがいもなどと同じナス科の野菜です。ナス科のなかでは唐辛子属に分類されています。
ピーマンやししとうがらしも同じナス科の唐辛子属ですが、違いは独特の辛みです。唐辛子が辛いのは、辛味成分であるカプサイシンが含まれているから。カプサイシンには食欲増進や発汗作用があるとされています。(※1,2)
ピーマンやししとうがらしも同じナス科の唐辛子属ですが、違いは独特の辛みです。唐辛子が辛いのは、辛味成分であるカプサイシンが含まれているから。カプサイシンには食欲増進や発汗作用があるとされています。(※1,2)
唐辛子の種類を辛さで比較
唐辛子名 | スコヴィル値 |
---|---|
ペッパーX | 318万 |
ドラゴンズ・ブレス | 248万 |
キャロライナ・リーパー | 140~220万 |
トリニダード・モルガ・スコーピオン | 120〜200万 |
ブート・ジョロキア | 85~100万 |
ハバネロ | 10~35万 |
プリッキーヌ | 5~10万 |
鷹の爪 | 4~5万 |
ハラペーニョ | 2,500~8,000 |
ここでは、唐辛子の辛さを表す単位「スコヴィル値」を基準にご紹介します。なお、スコヴィル値は、同じ品種でも栽培地や個体によって差が生じます。あくまでも目安として参考にしてくださいね。
ペッパーX(スコヴィル値:318万)
アメリカ・サウスカロライナ州で誕生したペッパーX。ほかの唐辛子にくらべて格段にスコヴィル値が高い品種です。ギネス世界記録に認定されているキャロライナ・リーパーの約2倍、耳にすることの多いハバネロの800倍もの辛さで、人体に悪影響を及ぼすため、単体で食べることはできません。ペッパーXはギネス世界記録に認定されていませんが、スコヴィル値を基準にすると世界一辛い唐辛子に該当します。(※3)
ドラゴンズ・ブレス(スコヴィル値:248万)
ドラゴンズ・ブレスは、イギリスで誕生した唐辛子です。スコヴィル値は248万を誇ります。スコヴィル値を基準にすると世界で2番目に辛い唐辛子に該当。あまりにも辛いため、人体に悪影響を及ぼすおそれがあります。
キャロライナ・リーパー(スコヴィル値:140~220万)
2013年にギネス世界記録で「世界一辛い唐辛子(Hottest chilli pepper)」として認定されたのがキャロライナ・リーパーです。ギネス公式サイトによると、2017年の最終更新の時点でもキャロライナ・リーパーが記録を保持しています。赤い果肉でしわが寄った見た目が特徴。尖った先端が、大きな鎌を持つ死神「リーパー」のように見えるのが名前の由来です。刻んで数ミリ程度を料理に加えるだけで、強い辛みを感じます。(※4,5)
トリニダード・モルガ・スコーピオン(スコヴィル値:120〜200万)
トリニダード・トバゴ共和国原産の唐辛子で、いくつかの品種があります。なかでも「ブッチ・テイラー」という品種は特に辛みが強いのが特徴。ほかにも2012年にスコヴィル値200万超を記録した「モルガ」などが代表的な品種です。粉末にしてソースや味付けに使うことが多く、そのまま食べるのには適していません。(※6)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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