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肉をおいしく解凍するコツ
1. 低温で時間をかけて解凍する
冷凍した肉は、低温で時間をかけて解凍するのがおいしく味わうための重要なポイントです。肉を急速に解凍すると、凍っていた肉の細胞が壊れて「ドリップ」と呼ばれる液体が出てきます。このドリップは、水分だけでなく旨味や栄養を含んでいるため、ドリップがたくさん出てしまうと、肉がパサついて旨味や栄養も逃してしまうことに。ドリップが出ないようにするために、時間をかけて低温で解凍するのが上手く解凍するコツです。(※1)
2. 完全に解凍せずに半解凍する
肉をカットして使う場合は、半解凍の状態で包丁を入れると切り分けやすいです。半解凍とは、肉の周囲は解けているけれど、中心は凍った状態のこと。包丁が入れやすく、特にブロック肉や鶏もも肉などを小さく切りたい場合は半解凍がベストです。ひき肉は手で折るように分けることも可能ですよ。
3. 解凍後すぐに調理しない
解凍後の肉は、かなり冷たい状態。すぐに加熱調理すると、なかなか内部に火が通らず、中は生なのにまわりはかたく焦げてしまう…なんてことも。特に牛肉のステーキ肉や鶏もも肉、豚ロースの厚切り肉など厚みのある肉を焼く場合は、肉の内部まで温度が下がるまで20~30分ほど常温に置いてから調理するとよいでしょう。
ただし、薄切り肉やひき肉は、肉の内部と外部の温度差が生まれにくいため、解凍後すぐに調理しても問題ありません。むしろ、これらの肉はドリップが出やすく傷みやすいため、常温に放置せずにすぐに調理したほうが安心です。
ただし、薄切り肉やひき肉は、肉の内部と外部の温度差が生まれにくいため、解凍後すぐに調理しても問題ありません。むしろ、これらの肉はドリップが出やすく傷みやすいため、常温に放置せずにすぐに調理したほうが安心です。
4. ドリップは拭き取る
解凍時に出たドリップは、そのまま調理するとアクや臭いの元になります。また料理が水っぽくなったり、焼きムラの原因になったりするので、しっかりと拭き取ってから調理しましょう。拭き取るときは、清潔なキッチンペーパーを使い、肉をこすらずやさしく包み込むように拭き取ります。
冷蔵庫での解凍方法
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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