6. 中国「水餃子」

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中国でも、ロシアと同じように大晦日から元日にかけて水餃子を食べます。理由のひとつとしては、日保ちするから。さらに、家族みんなで年の変わり目に餃子を食べるとおめでたいとされていることが、もうひとつの理由です。 中国では、“餃子”といえば “水餃子” が一般的。日本とは少しイメージが違いますが、これが中国の伝統なんですね。

7. スリランカ「キリバット」

スリランカ語で “キリ” はミルク、“バット” はご飯。つまり「キリバット」とは、ミルクライスのことです。スリランカでは、キリバットはお祝いのときに欠かせない料理とされ、お正月だけでなく毎月の月初めの朝食にも出されるのだとか。 ご飯をココナッツミルクで炊いたキリバットは、赤たまねぎと香辛料を合わせた “ヌミリス” と一緒に食べたり、バナナとともに食されることもあるようです。

8. ギリシャ「ヴァシロピタ」

ギリシャの正月料理といえば「ヴァシロピタ」。大きなケーキの中にコインが入っていて、切り分けられたケーキの中にコインが入っていた人が、その一年間の幸運を受けることができると言われているようです。 切り分け方にも決まったルールがあるなど、神聖な料理としてギリシャでは食べられています。

9. シンガポール「鱼生」

シンガポールにはお正月の定番となっている「鱼生(イーシァン)」という料理があります。鱼生とは1960年代にシンガポールで活躍していた中国料理人が考案した料理で、マレーシアや香港などでも食べられているようです。 鱼生はサーモンとたっぷりの野菜を使ったお刺身サラダのような料理で、願いごとを言いながらみんなでかき混ぜて食べます。

10. 韓国「トック」

韓国には「トック」という、どこか日本のお雑煮を彷彿とさせるような正月料理があります。トックを正月に食べることで、幸運が訪れるとされているようです。 日本のおもちとは違って、歯切れのいいおもちが入ったスープ。それでもお雑煮のようなひと品を食べる習慣のある韓国であれば、違和感なく受け入れられそうですね。

誰かに話したくなる世界のお正月事情

いかがでしたか?世界各国には、それぞれお正月の過ごし方があることが分かりましたね。もしおせちに飽きてしまったら、ほかの国の過ごし方を試してみるのもありですよ。ぜひ、お正月には誰かに話してみてください。
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