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意外と知らないイカの基礎知識
世界中のイカの水揚げ量の半分を消費しているといわれる日本。そんなにイカを食べないという人でも、加工品やスナック菓子などで、日頃からイカを口にしていることも多いはず。ところで何気なく食べているイカがどんなもので、いつが旬か気になったことはありませんか。
イカの名前くらいは分かるけど種類も分からないし、どこで獲れたのかも知らない!という人のために、代表的なイカの特徴と相違点、旬や産地をご紹介。あわせて旬のイカを使ったおすすめレシピ3選もご紹介します。
イカの旬と鮮度の見分け方
イカの旬っていつ頃なの?
日本近海だけでも80種類以上いるとされるイカのなかでも、日本の食卓になじみの深いイカはスルメイカをはじめとして、コウイカやアオリイカ、ヤリイカにケンサキイカ、アカイカなどがありますが、それぞれに旬の時期が異なります。
通年でコンスタントに獲れるのはスルメイカくらいですが、それでも旬があって、最盛期と閑散期では漁獲量の違いが歴然です。いずれにしても一年を通してどれかのイカが旬を迎えますので、イカが獲れない時期というのはありません。
イカの特徴を知って鮮度を見分けよう
日本近海で獲れるイカのほとんどが1年ほどの寿命しかなく、卵から孵化して成長し産卵すると死に絶えます。したがって産卵前の成熟期がもっとも体が大きく、身もしっかりしているので旬として一番おいしい時期です。
イカの表皮は海中ではほとんどが半透明ですが、水揚げされると赤くなるものが多く、その後に鮮度が落ちてきて白濁してきます。色目や模様がはっきりしていて透明感があり、表皮を触るとすっと色が変わるものが新鮮で、目はきれいな黒であることは言うまでもありません。
イカの種類ごとに産地と旬をご紹介!
アカイカ
温帯や熱帯域の外洋に生息する大型のイカで、胴長が80cmに達するものもあり、ムラサキイカとも呼ばれます。ケンサキをアカイカと呼ぶ地方もありますがそれとは別物です。肉厚で加熱しても硬くならないため、さきイカの原料や外食チェーンでよく使われるイカで、夏場を中心に日本海側で獲れますが、ほとんどが冷凍され加工に回されます。
コウイカ
墨をたくさん吐くことからスミイカとも呼ばれ、胴内に石灰質の甲羅状のものがあることからついた名前です。胴長は20~30cmほどで肉厚の身はやわらかくてうま味が濃く、お刺身や寿司ネタとして人気があるイカ。関東から南に生息し、おもに瀬戸内海沿岸や九州でよく獲れて、春から初夏に産卵するため冬から春先が旬となります。
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