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そもそも大学芋ってなに?
素揚げしたさつまいもに、砂糖や醤油を合わせた"みつ"を絡めて作る「大学芋」。表面のパリッとした歯ごたえと、中のねっとりとした舌触りのコントラストが、なんとも言えないおいしさですよね。
まずは、そんな親しみ深い大学芋の歴史についてご紹介します。
大学芋の発祥
もともと大学芋には、中国の料理をモチーフにしているという説があります。元になっていると言われているメニューは、さつまいもの飴がけである「バースーバイシュー」。"バースー"というのは"糸を引く"という意味で、飴がけ技法を表しているんですね。
大学芋との違いとしては、「バースーバイシュー」には大学芋に欠かせないゴマが振りかけられないこと。また、飴の濃度が濃いので、熱いうちにそれぞれとりわけなくてはならないんだそうです。
「大学」という名前の由来は?
大学芋の名前については、いくつかの説が飛び交っています。
神田の大学生説
まずは大正から昭和にかけて、学生街である東京の神田近辺で、大学生が好んで食べていたためにこの名前がついたという説。大学生が食べる芋だから、大学芋。なるほど、腑に落ちる由来ですね。
大学生の学費捻出説
昭和初期に、学生が学費を捻出するためにこれを売ったのが由来という説もあります。比較的安価な食材で作れる大学芋は、お金がない大学生のいい資金源だったのかもしれませんね。
大学前のふかしいも屋説
ある大学の前に、かつて「三河屋」というふかしいも屋があり、そのお店で売られていたのが、今の大学芋によく似たお芋。そのお芋が大学生の間で人気になったから、という説もあるようです。
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