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沖縄の隠れた名物「島豆腐」を詳しくご紹介♩
沖縄の名物料理と言えば、何を思い浮かべますか。海ぶどう、サーターアンダギー、シークヮサーなど……ざっと思いつくだけでもたくさん出てきますが、代表的なもののひとつがゴーヤチャンプルーでしょう。なんともいえない苦みのあるゴーヤと優しい味の卵と豆腐の組み合わせがたまらないですね。
旅先で食べた料理がおいしかったら、家でも作ってみたくなるもの♩ しかし、ゴーヤーチャンプルーを家で作ってみたら何か違う。実は、沖縄のゴーヤーチャンプルーには島豆腐という沖縄特有の豆腐が使われているのです。いったい普通の豆腐と何が違うのでしょうか。ゴーヤーチャンプルー以外にも島豆腐を生かせるレシピはあるのでしょうか。今回は、そんな島豆腐についてご紹介していきます。
そもそも島豆腐って?
島豆腐とは、沖縄県で作られている豆腐のことをいい、別名「沖縄豆腐」ともいいます 。水につけた大豆をドロドロに潰したものである生呉を、搾って豆乳と生おからに分けます。その後、にがりを加えてから煮込み、型に入れて重しをした後、よく水気を抜いてかたく仕上げたものが島豆腐です。
一般的な豆腐は、食品衛生法で温かいままでは販売できないと定められているので、冷やしてから売られています。一方で、島豆腐はできたての温かい状態のまま販売することが可能なのです。
気になる味ですが、大豆の味が濃く、ほんのり塩味がついています。そのまま食べてもとってもおいしいですよ!また、他の豆腐に比べて固いのも特徴で、炒め物に入れても崩れにくいといったメリットもあります。
他の豆腐との違いは?
先ほど、固さについてはご説明しましたが、島豆腐は他の豆腐と製法の面でも異なります。最も大きく異なる点は、豆乳を作る工程で熱を入れるタイミングです。島豆腐は、大豆を生のまま絞って豆乳を作り、その後加熱します。
この製法の違いにより、栄養価に違いが出ます。大豆に含まれるたんぱく質は熱に弱いため、加熱前に豆乳を絞る島豆腐は豆腐の約1.3倍のたんぱく質が含まれているそうです。さらに、食べた際の風味も島豆腐の方が濃厚でコクを感じられます。どちらの豆腐の方がおいしいとは一概に言えませんが、料理に合わせてうまく使い分けたいですね。
島豆腐の定番の食べ方は?
島豆腐の定番の食べ方は、やはり沖縄の郷土料理であるチャンプルーです。島豆腐は他の豆腐より固いので、炒める際も型崩れしにくいというのが嬉しいですね。ゴーヤチャンプルーのほか、フーチャンプルーやソーメンチャンプルーなど、本場沖縄ではさまざまなチャンプルーに欠かせません。
チャンプルー以外にも、島豆腐をおいしく食べる方法があります。そのひとつが、できたての温かい島豆腐をそのまま食べるという方法です。薬味や醤油などを付けて食べるのも良いですが、まずは素材の味を楽しむため、何をつけないで食べることをおすすめします。
そのほかにも、味噌汁に入れたり、揚げ出し豆腐にしてもおいしいですよ。崩れやすいのが難点な豆腐の揚げ物も、島豆腐であればクリアできますね。
クセになるおいしさ♩ 島豆腐を使ったおすすめレシピ5選
1. 島豆腐のゴーヤチャンプルー
基本のゴーヤチャンプルーレシピです。ゴーヤのほのかな苦みとシャキシャキ感に、ふわふわ卵のコンビネーションが絶妙です。甘めの味付けがごはんにぴったり。ごま油の香ばしい香りも食欲をそそりますね。最後にふりかけたかつお節の風味も旨味をアップしてくれています。おかずとしてはもちろん、ビールも進みそうなレシピです。
2. 豆苗のカレーチャンプルー
ちぎった島豆腐や豚肉などで作ったチャンプルーレシピです。カレー味で珍しいひと品は、スパイシーで食欲がそそります。10分という短い時間でささっと作れるので、忙しいときにも役立ちますよ。
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