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おしゃれな酒器で晩酌を
寒い冬に燗をして飲むというイメージの強い日本酒も、いまでは季節を問わずいろんな種類があります。白ワインのようにフルーティーな香りのお酒も人気で、外国人だけでなく女性にもたいへん人気です。
ところでお酒を飲むときの器にこだわっていますか?お酒の味だけでなく、器によっても香りや味わいに変化があるものです。酒器の種類やどんな大きさと形がいいのかを紹介するとともに、素材ごとにおすすめの酒器12品を選んでみましたので、ぜひ参考にしてください。
酒器にはどんな種類がある?
猪口
猪口(ちょこ)の語源は昔の中国や朝鮮で、水や酒の器を「チョンク」と呼んだことに由来するとされ、一方では安直を表現する「直(ちょく)」や、「ちょっと」という意味が転じたともいわれます。
本来は少量の料理を盛りつける器だったのですが、江戸時代からお酒用の器として使われはじめ、一度で飲み干せるサイズが特徴です。そのために燗したお酒を少しずつ飲むのに最適な器で、いまでも好んで用いられます。
ぐい飲み
猪口よりも大きいものを「ぐい飲み」と呼び、その名の通りぐいぐいと飲めることから大ぶりのものをそう呼びます。サイズに明確な決まりはありませんが、猪口より深さがあって大きめの器から、小さな湯吞み茶碗くらいまでのものが一般的ですね。
燗酒に適した猪口に比べて香りが立ちやすいので、ぬる燗や常温のお酒を飲むのに適しています。いまでは猪口よりもこちらのほうが好まれ、日本酒好きに一番人気の器です
徳利
陶器製の徳利(とっくり)は昔からお酒だけでなく醤油や油などを入れる器として利用され、小さなものから1升(1,800ml)入る大きさのものまでありました。いまはお酒を注ぐ器として1合から2合(180~360ml)入りの徳利が主流です。
首が細くなった独特の形状が特徴で、注いだときに「トクトク」と音がすることから呼び名がついたという説もあります。お酒を注ぐ容器としてもっともポピュラーな酒器です。
片口
片口(かたくち)とは口縁部の片側に注ぎ口がある酒器のことで、古くは縄文土器や弥生土器にも見られるポピュラーな形状の器です。昔から主に水などの液体を注ぐための容器として用いられ、いまではお酒を注ぐ器としても利用されています。
口径が広くフタがついていないため、燗したお酒は徳利と比べて冷めやすいのでやや不向きですね。香りのいいお酒を常温で飲むのに適した器で、冷酒用の器としても人気がありますよ。
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