ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

監修者 : 相羽 舞

管理栄養士

スイカを食べ過ぎると体に悪い?

スイカには水分が多く含まれるため、食べ過ぎると体に不調が起きることがあります。

おいしくスイカを食べるためにも、食べ過ぎるとどんな症状が起きるのかや食べる際の適量、特にスイカの食べ過ぎに注意するべき人について知っておきましょう。(※1)

スイカを食べ過ぎると起こる症状

症状

  1. 体が冷える
  2. 消化不良
  3. 下痢や腹痛
  4. カロリーや糖質の過多

体が冷える

スイカの食べ過ぎでまず気をつけたいのが、体の冷えです。成人の体は約55~60%が水分でできている一方、スイカは約90%が水分でできています。

食べる量が適量であればスイカは水分補給に役立ちますが、食べ過ぎると体が冷える原因になります。(※2,3,4,5)

消化不良

みずみずしい食感が特徴的なスイカですが、水分量は約90%を占めています。スイカの食べ過ぎによって水分を摂り過ぎになると胃酸を薄め、食べ物の消化機能が低下します。その結果食欲不振や胃もたれ、消化不良が起きやすくなります。

また胃腸に負担をかける食べ方としては食べ過ぎや飲み過ぎ、早食いなどがあり、脂の多い食品も消化不良を起こしやすいです。スイカを食べ過ぎないこととあわせて、食べ方にも注意しましょう。(※1,3,6)

下痢や腹痛

スイカの食べ過ぎによって水分を摂り過ぎたり、スイカを食べて体が冷えているところに油の多い食品を摂ると、消化不良によって下痢や腹痛を起こすことがあります。

万が一このような症状が出た場合は胃と体を休めてください。下痢や腹痛が長く続くときは病院で診察を受けましょう。(※1,5,6)

カロリーや糖質の過多

スイカは水分が多いためヘルシーな果物と思われがちですが、ひと切れ(S玉1/8カット、225g)あたりのカロリーは92kcal、糖質量は20.7gと意外にも多く含まれます。

もちろん食べ過ぎなければあまり気にする必要はありませんが、一度にたくさん食べると摂取カロリーや糖質量が多くなるので、食べ過ぎないよう意識したいですね。(※3,7)
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