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「ちりめんじゃこ」と「しらす」の違いって?
ご飯にのせるだけでおいしい、「しらす」や「ちりめんじゃこ」。この2つの違いをみなさんはご存じでしょうか。どちらも似たような小さな魚を使ったたべもの食べ物ですよね。
2つに使われている魚は違うのか?味やおいしい食べ方は?今回はしらすと、ちりめんじゃこの違いやおいしい食べ方についてご説明します。
「しらす」とは
魚の種類
しらすに使われる魚は、カタクチイワシ、マイワシ、イカナゴ、鰻、鮎、ニシンなど、体に色素が無く白い稚魚の総称をしらすと呼びます。地方によっては、シラウオの事をしらすと呼ぶところもあります。
しらす干しと釜揚げしらす
しらすをさっと塩ゆでしたものを「釜揚げしらす」、これを半干ししたものを「しらす干し」というのが一般的です。
しらす干しと釜揚げしらすの作り方は、獲れたての生しらすを釜茹でします。そのまま出荷したものを、しらすと呼び、釜揚げしらすや釜揚げなど様々な呼び名がありますね。そして、茹で上がったしらすを天日で2時間ほど干し、少し乾かしたものを太白ちりめん、中干ししらすと呼びます。関東ではしらす干しと呼ぶこともあります。
さらにしらすを半日程度天日干しをして、良く乾かしたものを上干しちりめんといいます。
真っ白なのは漂白してるから?
スーパーで見かけるしらすは、白色をしています。しかし、加工する前は白く透き通った透明な体をしていますね。お魚屋さんでは、生しらすが売られており、透明な状態で食べる事ができますよね。しかし、全てのしらすが透明ではありません。
岩場で獲れたしらすは黒っぽく、河口など砂地ですと白っぽい色をしています。つまり、大きな魚から身を守るために色が変化、まるでカメレオンのようですね。獲れた場所によって体が変化するので、漂白剤や添加物で白色になっている訳ではありません。
ちりめんじゃこも結局はしらす
しらすの事が良くわかりましたね。ではちりめんじゃことは?実は、ちりめんじゃこもしらすです。
しらす干しを、あめ色になるまで干したものを「ちりめん」または「ちりめんじゃこ」と呼びます。しらすは早い段階で出荷できますが、ちりめんじゃこは長い間乾燥させるので、手間や時間がかかります。乾燥させるか、させないかの違いで呼び名が変わるんですね。
ちりめんじゃこの名前
なぜ、ちりめんじゃこは、ちりめんじゃこというのでしょう?ちりめんとは絹を平織りにして作った織物をいいますが、この織物の表面の様子としらすを天日干しした様子が似ていたことから、ちりめん雑魚(じゃこ)となったそうです。
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