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野菜類を無駄にしない上手な保存方法
大量の根菜類は冷蔵庫に入れず、風通しの良い冷暗所で保存しておくといいでしょう。ただし、じゃがいもなどは芽が出てきてしまうので、新聞紙などに包んで野菜室に保存しておくと、ある程度成長を止めることができます。
料理をするときに少ししか使わなかった香味野菜や、半分にカットして余ってしまった食材。できれば他の料理に応用するなど、すぐに使いきった方がいいのですが、「明日使おう」と思ってそのままにしてしまうのはNG。
人参を1/3本、玉ねぎを半分など、中途半端に残った食材を保存する場合は、断面を乾燥させずに保存するのがポイント。水分の多い玉ねぎは切ってすぐラップでしっかり包み、人参は濡らしたキッチンペーパーでくるんでからラップで包んで野菜室に保存しておくと、比較的長持ちします。長ネギなど、ラップしにくいものは、食べるサイズにカットして密封できるチャック袋に保存しましょう。
冷凍は万能じゃない!?冷凍保存のコツ
何でも「冷凍すれば長持ちするだろう」と思って、余った食材をどんどん冷凍庫に入れてしまうと、せっかくの食材が無駄になってしまうこともあります。食材が冷凍できるか否かの判断は、「食材の水分量」が一つの目安になります。
例えばこんにゃくや豆腐は冷凍保存に不向きですよね。冷凍室は乾燥しているので、長期間保存していると、中の水分が飛んでスカスカになってしまいます。そのため、中身の詰まっていない卵焼きや、中まで火の通ったお浸し、人参などの生野菜も冷凍は不向き。
カレーのように粘度があるものであれば大丈夫ですが、汁気の多い肉じゃがなどの料理は解凍した時にベチャっとしてしまい、食感も悪くなるので無駄になってしまいます。汁気の多いもの、水分の多い野菜類は野菜室か冷蔵保存してすぐに食べきるようにしましょう。
肉、魚類の保存は「急速冷凍」が鉄則!
お肉や魚を安いときにまとめ買いしてトレーのまま冷凍庫に入れてしまっている人、チョット待った!トレーに入れたまま冷凍してしまうと、凍るのに時間がかかるうえ、解凍するときに水分と一緒に旨みまで流れ出てしまい、料理をしても美味しくなくなってしまいます。
冷凍するときは、お肉なら小分けにしてラップに包んだり、密封袋に入れて冷凍保存。魚も1匹ずつ、1切れずつラップしてから冷凍することをおすすめします。このとき、お肉も魚も急速冷凍するといいでしょう。なければアルミトレーの上に乗せて、できるだけ早く冷凍できるように工夫をしてください。
肉も魚も酸化しやすいので、なるべく空気に触れないことと、綺麗な手で包むことが大事。お肉は1カ月程度で使いきること。解凍するときは冷蔵庫解凍から室温解凍へ少しずつ段階を踏まえて解凍することが美味しさを保つ秘訣です。
食材ロスを減らす工夫の一つは、安いからといって食べきれないほど買い込まないこと。買い物をして「同じもの買っちゃった!」という無駄を防ぐためにも、冷蔵庫の中に何が入っているか把握しておくことも大事ですよ。
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