ライター : peridot99

和歌山紀南出身ライター

行列のできるスコーン専門店

みなさんは開店前から行列ができるスコーン専門店をご存知でしょうか。2014年静岡県浜松市にオープンした「スコーン家ハル(haru)」です。売り切れ次第閉店となるこのお店は、パンでもケーキでもなく、なぜスコーン専門店なのでしょう。それには、こんな理由がありました。
スコーンが好きだったわけでも、よく食べていたわけでもなく、「スコーン」という名前が魅力的に感じたのが始まりだそうです。 自分たちで作ったり、お店で買ったりしながら、少しずつスコーンにひかれていき、母親の「おいしい!」のひと言で開店したスコーン専門店なのです。
「たくさんの人においしい!と言ってもらえるスコーン屋になりたい!」そんな2人が作るスコーンとはどんなものなのでしょう。

静岡浜松市「スコーン家ハル」

スコーン家ハルは、プレ葉ウォーク浜北の近くにあります。住宅街の一角にあり、パッと見るとふつうのお宅のように見えるので、通り過ぎないように注意してくださいね。
お店の前にベンチがあるので、そこに座って待つこともできます。駐車場は3台あります。11時開店ですが、もうすでにお客さんが並んでいる状態なので、早めにお店に到着しておいたほうがいいですね。なんと、開店前に数十人並ぶことも!
小ぢんまりとしたお店なので、店内に6~7人くらい入ると、いっぱいになります。そのため、順番にお店の中に入って行きます。スコーンは、20種類以上の中から季節や日によってお皿に並べられています。種類ごとに形が違うので、どれにしようか悩みますね。
「たくさんの人にスコーンを食べてほしい!」という思いから、納得がいくまで何度も何度も試作を繰り返したそうですよ。

素材へのこだわり

スコーン家ハルのスコーンは、素材とそのおいしさにこだわって作られています。小麦粉・全粒粉・米粉は国産のみ、バター・牛乳・生クリームは生乳から作られた国産のみです。また、ベーキングパウダーは、アルミニウム不使用です。
卵は地場産の卵、塩は自然塩・砂糖は北海道産甜菜糖を使用しています。甜菜糖(てんさいとう)とは、天然のオリゴ糖が含まれる甜菜=ビートから作られたお砂糖のことです。

人々に愛されるおいしさ

こちらのスコーンは、小麦本来の味わい、バターの風味が感じられるシンプルでおいしいスコーンです。 小さい子どもたちでも安心して食べられるように、厳選した食材を使用し、ひとつひとつ手作りで作られています。
スコーンというと、パサパサしているイメージがありますが、このお店のスコーンはしっとり、ふんわり。バターと小麦の香りが口の中に広がって、今まで食べたことのないおいしさです。思わず笑みがこぼれ、幸せな気持ちにさせてくれますよ。
お店にはさまざまな形のスコーンがお皿に並べられています。形は少しふぞろいですが、そこが手作りのよさでもありますよね。そのまま食べても十分おいしいのですが、温めると、おいしさが倍増するそうです。

メニューは20種以上!

お店には常時20種類以上のスコーンが並べられています。大人気の変わり種スコーンから定番スコーンまで、さまざまな種類のものがあります。

プレーン

初めてさんは、小麦本来の香りと甘み、バターの風味が感じられるプレーンから味わってみましょう。
スコーン家ハルのスコーンは、「食べたい時に買えないと…行列になるのも、美味しいからまた食べたくなって買いたくなるのも、納得!!」「たまにしか買いに行けないから食べたい時に食べられないと…食べたくて仕方なくなる」ぐらいのおいしさだそうです。
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