間違った使い方してない?「ウドの大木」の正しい意味を調べてみた

「ウドの大木」という言葉をご存じでしょうか。食用の山菜として知られ、あまり大きいというイメージがないウドですが、なぜこのような言葉があるのでしょう?その意味や使い方についてまとめてみました。正しい意味を知っておくとよいかもしれませんね。

「ウドの大木」の正しい意味とは

ウドの茎は、地上に出る前の若い芽の状態を食用としているので、大きいと食用にはできません。そして、成長したウドは柔らかくてとても弱いため、食用としてはもちろん、建物の資材にも使えなくなってしまうのだとか。

このことから、「ウドの大木」という言葉は大きく成長したウドを人間に例えて「体ばかりが大きく役立たずなもの」という意味合いがあります。なんだか少し切ない気持ちになりますね。

こんな使い方はNG

前述の通り、「ウドの大木」は役に立たないというマイナスな意味を持ったことわざです。決して、「お子さん大きくなりましたね!ウドの大木だ!」などと、褒め言葉としての文脈で使ってはいけません。とんでもない雰囲気になってしまいます。

また、人物を指して使いますので、物に対して使うのも誤りです。「このダイエット器具、ちっとも使わないなぁ。ウドの大木だ」などと言うのは、誤用になってしまいますので気をつけましょう。

そもそも「ウド」ってどんなもの?

ウドとは?

春の山菜として有名なウド。ウドの若芽や根茎の部分を食用とすることが多く、カラッと揚がった天ぷらは絶品ですよね。なかでも、最も天ぷらに向いているのは若芽で、根茎は細かく刻んでマヨネーズにつけると食感も楽しめておいしいそうです。

天ぷらとして山菜が入っていると緑がとても映えて、彩り豊かな食卓になりますよね。毎年山菜の天ぷらを食べると春の訪れを感じるという方も多いのではないでしょうか。

「独活」の漢字はどこから

ウドは「独活」と漢字表記がされますが、なぜそのような漢字になったのでしょうか。実は、ウドは非常に柔らかいために、風がなくても揺れているように見えたそうです。そのため、独りで活きるということで、「独活」となったようですね。

独りでも活動しているという意味合いの漢字を書くということで、それだけで生命力を感じられるのがウドという木の魅力のような気がしてしまいます。

どのくらい大木になるの?

ウドの概要や漢字の由来、「ウドの大木」という言葉の意味についてご紹介しました。では、いったいウドはどのくらい大きくなるのでしょうか。

食用にするウドは若芽の部分から切り取ってしまうため、大きく成長したウドは想像がつきにくいかもしれませんね。

ですが、実はウドは2m以上にもなるそうで、大人の男性の身長をはるかに超えた大きさに成長するのです!しかしながら、それほどまで大きく成長したウドを目にすることは少ないと思われます。

同じ意味&逆の意味のことわざを覚えておこう

似た意味のことわざ

「ウドの大木」と似た意味のことわざには、「大男総身に知恵が回り兼ね」というものがあります。大男は体が大きい分、全身に知恵がいきわたらず、何事にも愚鈍であることをあざけっていうことわざです。

「ウドの大木」とは少しニュアンスが違いますが、言われたくない、という意味では同じかもしれませんね。

逆の意味のことわざ

逆に、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」ということわざを聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。山椒の実は小さいが、非常に辛いことから、体は小さくとも才能や力量が優れていて、侮れないことを例えてこう言います。

ウドの大木と全く逆の意味ですが、こちらのことわざはイメージもわかりやすいのでよく使う人も多いのではないでしょうか?

ことわざの正しい意味を知ろう

ことわざは本当にたくさんありますが、正しい意味を知っておかなければ、恥をかいたり相手に対して失礼にあたる可能性も。

気になったものは正しい意味を調べて、誤用しないように気をつけたいものですね。
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