「据え膳食わぬは男の恥」は時代錯誤!エッチの誘いを断られても無傷な女性、増加中!?

皆さんは「据え膳食わぬは男の恥」ということわざをご存じでしょうか。「据え膳」とは、すぐに食べられる状態に用意された食事(お膳)のことですが、もちろん、比喩であって本当に食事を指しているのではありません。今回はこのことわざについて紹介します。

2017年11月30日 更新

「据え膳食わぬは男の恥」の意味は?

最近は、結婚や出産後も働き続ける女性が増え、「食事の支度は女性がするもの」「台所は男性が入る場所ではない」などと言った考え方はすっかりなくなりました。しかし、かつて女性は結婚し家庭に入ったら食事の支度をはじめ、男性の身の回りの世話もするものと言った風潮がありました。

そもそも、「据え膳」はすぐに食べられる状態のお膳を指します。「据え膳食わぬは男の恥」とは、女性のほうから言い寄ってくるのを受け入れないのは、男の恥だということを意味することわざです。では、その由来はどのようなものなのでしょうか。

「据え膳食わぬは男の恥」の由来

「据え膳食わぬは男の恥」とうことわざは、人形浄瑠璃や歌舞伎狂言である『夏祭浪花鑑』からきたという説があります。魚屋だった団七という男が、恩人の息子を助けるためにまわりの人たちと協力していくが、誤って育ての親を殺してしまい牢獄に入れられてしまうというお話です。

この物語の一節に、「掘え膳と河豚(ふぐ)汁を食わぬは男の内ではない」という台詞がでてきます。据え膳は前述した通り女性を意味しますが、さらに毒におびえてふぐを食べない男は意気地なし、という意味も込められています。

現代よりも、より「男らしさ」「女らしさ」が重要視された時代だからこそ生まれた言葉かもしれませんね。

海外にも似たような意味のことわざはある?

英語にすると……

「据え膳食わぬは男の恥」を英語で伝えようとすると、とても長い文面で「rejecting the advances of women is a man's shame」となります。短い言葉ですべてを表す日本語のことわざは、日本ならではのものだと分かりますね。

英語のことわざで似たようなものも

似たような英語のことわざに「It is time to set in when the oven comes to the dough.」というものがあります。直訳すると、「かまどの方がパン生地のところへやってきたら、パン生地をかまどへ入れてやるべきだ」です。

女性を据え膳に例えているのか、かまどに例えているのかの違いだけであって、意味合いはほぼ同じです。同じ意味でも食生活や文化の違いによって例えるものが異なり、非常に興味深いですね。

男の身勝手を言葉にしたことわざ

「据え膳食わぬは男の恥」についてご紹介しましたが、実はこれ以外にも、男女の関係や男性の身勝手さを言葉にしたことわざがいくつかあります。その代表的なものを3つご紹介します。
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