本物と偽物の違い
味・価格差がすごい
やはり本物と偽物を比べると、育ってきた環境の原因もあって味は本物のほうが数段上で、食感はふっくらしており、風味にも違いがあります。
本物シシャモはオスを好きな人が多いです。というのも、産卵期のメスは栄養を卵に持っていかれてしまうためです。オスは卵がないので、身が引き締まっていて味に旨味があるのです。メスも卵に栄養がある分卵の味は甘くておいしいので、好きなひとにとっては好みかもしれません。純粋に魚の味が好きな方はオスを好む傾向にあります。
値段もかなり違っていて、カラフトシシャモは1パック数百円で売っているのに対し、本物はオス10匹セットで1,000~2000円、メスになると10匹3,000~4,000円もします。それだけ貴重な魚ということでしょう。
本物のししゃもを食べるには
本物のししゃもは漁獲時期がとても短く、10月~11月の2ヶ月間のみです。加えて時期によっても味が変わるので、飽きることがありません。漁獲の前半はまだメスの卵も未成熟なので脂もあり身も引き締まっています。中盤になると脂が抜けて徐々に産卵体勢に入っていくため、卵も多く身も甘くなっています。後半だと身の脂はぬけて栄養は卵に詰まっているので甘くておいしい卵が食べられます。
本物のししゃもを食べたい方は、漁獲時期に北海道のむかわ町へ行ってみて下さい。珍しいししゃもの握り寿司も食べることができます。また通販でも購入できるため、遠くて行けない方はこちらも検討してみましょう。
ししゃもを使ったお料理レシピ
ししゃもを焼く
ここからはししゃもを使ったレシピを紹介します。まずはシンプルにししゃもを焼くところからです。材料は酒・醤油・ししゃもになります。酒と醤油を混ぜたものにししゃもを浸けて冷蔵庫に1時間以上寝かせます。この下処理をしておくと生ぐささも消えて食べやすくなるのです。そのあとフライパンで焼けば完成です。
ししゃもの唐揚げ
ししゃもは焼いてもいいですが、揚げてもおいしいです。材料はししゃも・酒・レモン汁・片栗粉を用意します。まずししゃもを酒とレモン汁を入れたポリ袋の中に入れて軽く揉み込みます。そのあとキッチンペーパーで余分な水分をふきとって片栗粉をまぶし揚げましょう。油ハネの危険があるため水分の拭き取りを忘れずにして下さい。
ししゃものマリネ
ししゃもを使ったマリネもさっぱりしていておいしいですよ。材料はししゃも・酢・塩・砂糖・たまねぎを用意しましょう。まず酢・塩・砂糖を混ぜて甘酢を作ります。たまねぎはスライスして塩で揉み氷水にさらして下さい。ししゃもをグリルで揚げたらたまねぎと一緒に甘酢につけて冷蔵庫に入れましょう。保存もきくので誰か来たときにも出せるひと品です。
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