色だし

「色だし」と聞いて、「色のついただしのこと」と思った人!それは大きな間違いです。色出しの本来の意味は、キュウリやナスなの皮の色をより鮮明にさせることを言い表しています。 色出しの方法ですが、塩を加えたお湯のなかに青野菜を入れる方法がありますが、他にも黒豆を煮る時に鉄鍋を使ったり、みょうばん水になすを浸すなどのやり方が知られています。実際にやってみると、食材の鮮やかさがぐんとアップしますので、おもてなし料理を作る際には積極的に試してみてはいかがでしょうか?

よび塩、むかえ塩

よび塩とは、塩分の強い食材の塩抜きをする方法です。 これを行う代表的な食材は魚ですが、薄い塩水に浸すことで、普通の水につけるよりも早く塩分が抜けるため、塩分を控えるようにドクターから言われている人などにはおすすめの調理法と言えるでしょう。 材料も水っぽくならないため、食材本来の味をそのまま食べられるところもポイント高め。この言葉の由来は、塩で塩を呼ぶように塩分を抜くため「よび塩」と付けられたと言われています。 また、似たような言葉で「むかえ塩」がありますが、意味としてはさほど違いがないみたいですよ。ちょっとしたトリビアとして覚えておいてくださいね。

正しく調理をしよう!

「ゆでこぼす」という言葉の意味だけでなく、油通し、板ずりなど、調理で使われる頻度の高い単語をご紹介しました。言葉の意味を知らなかった人だけでなく、なんとなく知った気になって間違えて覚えていた人にとっても、正しい意味をご理解いただけたら幸いです。 こうした調理方法は食材の味をより増してくれるだけでなく、色合いを豊かにしてくれたり、あく抜きになったりするケースがあります。チャレンジしてくださいね!
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