ライター : 堀田 らいむ

webライター

監修者 : 白江 和子

管理栄養士 / webライター

コーヒーと口臭の関係とは?

街中にはカフェがたくさんあり、コーヒーは私たちの生活と切っても切れない関係にある飲み物です。眠気覚ましや気分転換にコーヒーを飲むという方も多いでしょう。その香ばしくて良い香りとは裏腹に、コーヒーは口臭の原因となってしまうことがあるのです。

大好きなコーヒーのせいで「口臭が気になる……」と言われないために、コーヒーと口臭との関係性を知って、おいしくコーヒーを飲みましょう。

コーヒーが口臭の原因になるのはどうして?

コーヒー豆の微粒子が原因

どうしてコーヒーが口臭の原因となるのか。一番の理由は、コーヒー豆の細かな微粒子にあります。

コーヒーは、豆を焙煎して細かく粉砕しドリップして作りますが、このときコーヒー豆の微粒子がフィルターを抜けコーヒーに溶け出してしまうのです。この微粒子には舌の表面に付着しやすいという性質があり、舌の表面に付着し放置をすると臭いの原因になってしまうのです。(※1)

カフェインによる利尿作用

コーヒーや紅茶を飲むとトイレが近くなりませんか?これはコーヒーに含まれるカフェインに利尿作用があるためです。

カフェインを過剰に摂取すると利尿作用の働きで、体内の水分量が減ってしまいます。そのため、口の中の唾液の分泌量が減少し、乾燥の原因に繋がります。唾液には、口の中の細菌の繁殖を抑え清潔に保つ役割があり、唾液が減ると口腔内の細菌が増え、口臭が悪化してしまう場合があります。(※2,3)

口腔内のPHが酸性になるから

コーヒーは酸性度が高いので、口腔内のPHを低下させる特徴があります。酸性が強い状態だと嫌気性菌の活動に影響を与えるため、口臭の原因に繋がると考えられています。(※4)

胃が荒れるから

カフェインには胃液の分泌を促す働きもあります。食後にコーヒーを飲むことは消化の助けになるのでよいのですが、空腹時にコーヒーを飲むと食べ物がない状態にもかかわらず胃液が多量に分泌され、胃が荒れてしまうおそれがあります。

荒れた胃は働きが低下し、消化不良を引き起こして口臭の原因につながってしまうことも。胃の不調から来る口臭は、強烈なニオイになってしまうので、気を付けましょう。もともと胃が弱い体質の人は、特に気を付けたほうがいいかもしれませんね。(※1,3,5)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ