心理的問題

偏食家の人は、親も偏食であることが多いです。親が食べられないから、食卓に並ばなかったり、同じものばかり食べて偏食になり、食べたことがないため、大人になっても食べられないままになってしまうのです。

偏食が及ぼす健康被害

野菜嫌いの人

偏食の人に多いのは野菜嫌いです。野菜の中で、緑黄色野菜が嫌いな人が多いといわれています。緑黄色野菜には、β-カロテン(ビタミンA)やビタミンCなど、多くのミネラル成分が含まれています。野菜が嫌いな人は、ビタミン・ミネラル不足に陥ってしまう可能性があります。

乳製品嫌いの人

乳製品を取らない人は、日本人に不足しがちな栄養素であるカルシウムが補えず、骨が弱くなってしまいます。また、野菜・海藻・きのこ類を積極的に摂取しなければ、さまざまな病気のリスクが高くなるといわれています。
味覚障害も偏食の人に多いと言われています。バランスの悪い食事により、味を感じる細胞の再生を促してくれる「亜鉛」が不足し、味覚障害の原因となってしまうようです。放置しておくと、食べ物の味を感じられなくなってしまうのは、怖いですよね。

偏食を治す方法とは

では、偏食は治せるのでしょうか。治す方法をいくつかご紹介します。 子どもによく利用する方法ですが、嫌いな野菜を細かく刻んで、ハンバーグなどに混ぜてしまうことです。細かく刻んで混ぜてしまえば、わかりません。慣れてきたら少しずつ大きくしてみましょう。
会社の上司など、わがままを言えない人に食事に連れて行ってもらうこともひとつの方法です。これは本人の努力が必要ですが、鍛えられれば偏食も少なくなります。 また普段料理をしない人は、たまには自分で作ってみましょう。自分で料理をすることで食べ物に対する偏見がなくなり、食べられるようになるかもしれません。家庭菜園で野菜を作るのもいいですね。丹精込めて作った野菜は食べてみたくなるものです。

体質的な問題もある

舌の上のぶつぶつ(味蕾)が通常の人より多く、味を強く感じてしまうスーパーテイスターの場合もそうです。味蕾(みらい)の数を調べてもらうことができるそうですよ。体質的に偏食になってしまうこともあるのですね。
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