幻のフルーツ「ポポー」って?まるでカスタードのようななめらかさ

かつては、日本でもよく目にしたといわれる幻のくだもの「ポポー」。今回は、そんなポポーの秘密を、トロピカルで芳醇な香りと「森のカスタードクリーム」ともいわれる濃厚なの味わいとともに、みなさんにご紹介します!

2016年9月29日 更新

日本中の庭にもあった?幻の果物「ポポー」

みなさんは、近ごろ注目されてきた秋のフルーツ「ポポー」をご存知ですか?
アケビに似た優しく丸みを帯びた形と、かわいらしい響きを名前に持つポポーは、そのビジュアルから和名を「アケビガキ」というそうです。また、英語で「Pawpaw」と表記することから「ポーポー」と呼ばれることもあります。春には紫色の花をつけ、実が食べられるほどの大きさになるのは9~10月、まさにたった今が収穫の真っ盛りです。

ポポーの味は?

ポポーは、トロピカルフルーツのような強く甘い芳香で、味はバナナやマンゴーを思わせる強い甘さとなめらかな食感、柿に似た種や色味わいも特徴です。独特の味はなかなか表現するのは難しいですが、似た味にさなざまなフルーツの名前をあげる人が多く、トロピカルフルーツの代表、パイナップルを連想する人もいるようですよ。

また、ポポーは寒暖に強く、殺虫成分があるため害虫も寄せ付けないので、たいへん育てやすい植物として有名です。北アメリカでは先住民の時代から長く愛されてきた果物だそうですが、日本でも実は明治のころには庭木として親しまれてきたようです。ポポーの実は収穫して2、3日も経つとすぐに皮が黒ずんで変色し、見ためが汚くなってしまいます。それがひとつの原因で、残念ながら日本の流通にはのらず、徐々に消えてしまったフルーツなのだとか。でも、皮の色は変わっても、中の実には影響はないので、黒くなってしまったあとでもおいしくいただけるそうですよ。

戦中戦後のバナナの輸入が難しかった時代には、バナナの代わりに重宝されたとのことです。濃厚でクリーミーなボリュームが、栄養価の高いバナナの食べ応えと同じ役割を担ったのかも知れませんね。

簡単おいしくポポーを食べてみよう!

さて、そんな幻の果物のポポー。希少なだけに、できるだけ無駄なくおいしくいただきたいですよね。もちろん、食べごろや食べ方についても、詳しく調べてみました。

ポポーはいつが食べ頃?

春にかわいい花を咲かせたポポーは、秋には旬を迎えます。熟すと甘い香りがとても強くなりますよ。濃いおいしそうな香りがしてきたら、それが収穫のとき。ある程度熟すと、実が落ちることもありますが、落ちた実もおいしくいただけます。収穫後2、3日すると表面が少しずつ黒ずんできますが、中の実が痛んでいるわけではないので皮の色は気にしないでおきましょう。品種によって、実の色や口当たりなどがやや違うようですが、実を触ったときに柔らかく指で少し押すとへこんで戻ってこないようなら充分に食べごろです。

早く実が落ちてしまったり、買ってきたばかりでまだ香りがそれほど強くないときは、新聞紙などに包んで涼しいところで保管しておきましょう。食べごろを見逃さないように、ときどき香りが強くなっていないか確認してみてくださいね。すっかり熟れてしまって食べきれないものは、冷蔵庫に入れて保存しましょう。皮を剥いて種を取り除き冷凍して保存するのもいいですよ。下処理をして冷凍しておくと、そのまま食べてシャーベットになりますし、ほかのフルーツとミキサーにかけてスムージーにすることもできますよ。
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はるごもり

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