ライター : 相羽 舞

管理栄養士

ホルモンのカロリーは高い?低い?

ホルモンとは肉の内臓(副生物)で、肉の部分とは食感やおいしさが異なり、その栄養価も注目されています。部位によっては脂が多いところもあるため、知っていると食べる際に役立ちますよ。それでは、ホルモンのカロリーは高いのか、部位別にくわしく見ていきましょう。(※1)

【牛ホルモン】カロリー・糖質量を一覧でチェック!

部位カロリー糖質
レバー(生)肝臓119kcal3.7g
ハツ(生)心臓128kcal0.1g
ミノ(ゆで)第一胃166kcal0g
ハチノス(ゆで)第二胃186kcal0g
センマイ(生)第三胃57kcal0g
ギアラ(ゆで)第四胃308kcal0g
シマチョウ(生)大腸150kcal0g
マルチョウ(生)小腸268kcal0g
コブクロ(ゆで)子宮95kcal0g
(※2,3,4,5,6,7,8,9,10)
(※いずれも100gあたりの値です。)
牛ホルモンのなかでカロリーが高いのはギアラ(第四胃)やマルチョウ(小腸)です。これらの部位は脂質が多いのが特徴。マルチョウは「コプチャン」の名でも親しまれ、ぷるぷるの脂が楽しめますが、その分カロリーも高めです。もっともカロリーが低いのはセンマイ(第三胃)で、ギアラの1/5以下。糖質量は一番多いレバーでも3.7gと、牛ホルモンは低糖質であるといえます。

【豚ホルモン】カロリー・糖質量を一覧でチェック!

部位カロリー糖質
レバー(生)肝臓114kcal2.5g
ハツ(生)心臓118kcal0.1g
ガツ(ゆで)111kcal0g
ヒモ(ゆで)小腸159kcal0g
シロ(ゆで)大腸166kcal0g
コブクロ(生)子宮64kcal0g
(※11,12,13,14,15,16)
(※いずれも100gあたりの値です。)
豚ホルモンでは、ヒモ(小腸)やシロ(大腸)が比較的カロリーが高い部位。ヒモは脂肪が多く付着しており、シロは歯ごたえがしっかりあるのが特徴です。糖質量は、もっとも多いレバーでも100gあたり2.5gと、牛ホルモンと同様豚ホルモンも低糖質です。(※2,3,4,5,6,7,8,9,10)

焼肉でよく食べられる部位と比べると?

部位カロリー糖質
牛タン318kcal0.2g
牛カルビバラ338kcal0.2g
牛ハラミ横隔膜288kcal0.3g
豚タン205kcal0.1g
豚バラバラ366kcal0.1g
(※17,18,19,20,21)
(※いずれも100gあたりの値です。)
焼肉で人気の部位と比べると、牛・豚ホルモンともに全体的に低カロリーであることがわかります。豚バラやカルビは特に高カロリー。これらの部位を食べる量を減らして、代わりにホルモンを食べると焼肉でもカロリーを抑えて楽しめますよ。ただし牛ホルモンのギアラやマルチョウはホルモンのなかでもカロリーが高いので選ぶ際は注意しましょう。(※2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16)

牛ホルモンと豚ホルモンの違い

私たちがよく口にしているホルモンに、牛ホルモンと豚ホルモンがあります。牛と豚のホルモンにはどんな違いがあるのでしょうか。ぞれぞれの違いについてご紹介していきます。

値段の違い

焼肉屋さんには牛ホルモンがメインで置かれているのが多く、スーパーでは豚ホルモンを見かけることが多いでしょう。牛ホルモンのほうが少し値段が高めで、豚ホルモンのほうが安価に手に入りやすいです。
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