ライター : macaroni 編集部

静岡名物・はるみみかんとは?

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「はるみみかん」は、静岡県・清水区で清見とポンカンF2432の交配によって誕生したデコポン(デコタンゴール)の一種です。春を想像させる味や香りにちなんで、平成8年に「はるみ」と名付けられました。

はるみみかんの特徴、味わい

はるみみかんの特徴は、皮が薄いこと、ツブツブプチプチ食感、ジューシーでマイルドな甘み。

果実の大きさは、1個当たり180~200gです。果皮は厚みがありますがとても剥きやすく、ジョウノウという薄い皮まで食べられるんですよ。果肉はとってもジューシーで、水分を多く含んでいます。とは言ってもひと粒がしっかりとしていて、皮を剥いても果汁が中から飛び出すほどではないので、顔にかかる心配もありません。

ツブツブ感とプチプチ感、ふたつの違った食感が味わえます。甘みと酸味、濃厚な味わいを生かしたフレッシュジュースも売られているんですよ。さっぱりとしたなかにも甘みが凝縮されています。

はるみみかんの産地

「はるみみかん」は、静岡県を中心に栽培がスタートしました。ところが現在では、愛媛県が全国トップの生産量を誇るんだそう。九州、四国と西日本でも生産が盛んなんですよ。

愛知県や和歌山県でも生産されているので、さらに出荷量が増えて、スーパーや八百屋さんなどで目にする機会も増えていくかもしれないですね。

はるみみかんの旬と収穫時期

はるみみかんの収穫は1月中旬からスタートし、2月~3月上旬にピークを迎えます。このように、はるみみかんは取り扱っている期間がとても短いんです。

加えて市場に出回っている量にも限りがあり希少価値が高いので、贈り物として喜ばれること間違いありません。

はるみみかんの上手な食べ方

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「はるみみかん」の食べ方は、とっても簡単。なんと言っても皮がとても薄いので、包丁を使うことなく指でスルッと皮を剥いたら、そのままパクっと食べられるんです。しかも種が少ないので、口の中で邪魔する煩わしさを感じることなく、思う存分味わえますよ。

はるみみかんを使ったアレンジレシピ

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そのまま食べてもおいしいはるみみかんですが、煮詰めることで甘みが増してコクが出るので、ジャム作りにもおすすめ。簡単にできるはるみジャムの作り方をご紹介します。
【材料】
・水(はるみみかんが浸る程度)
・はるみみかん6~8個
・砂糖(果実と下処理をした皮を合わせた重量の50~60%)

【作り方】
1. 耐熱容器にはるみみかんの皮と水を入れ、レンジで加熱してやわらかくします
2. そのまま1晩、置いてください
3. 苦みの元となる、皮の内側部分の白い部分をスプーンで削り、果肉は適当な大きさにカット。このとき、薄皮が気になる場合はとってOK
4. 鍋に果肉、砂糖を入れ蓋をし、中火にかけます
5. 火にかけている間、やわらかくしておいた皮を千切りにし、果肉がやわらかくなったら加えてください
6. 少し煮詰めたら火を消し、冷めたら完成です

少量の場合は全てレンジで作ってもいいですが、量が多めの場合は鍋の方が調理しやすいと思います。ステンレスやホーローは酸に強いので、柑橘類のジャム作りにばっちりです。

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