生まれは大阪、語源はポルトガル!バッテラの由来とおいしいお店8選

みなさん、バッテラと鯖寿司が別物だということをご存知ですか?昆布や酢飯に鯖と見た目は似ていますが、鯖の締め方や使われる食材が微妙に違っているんです。今回は、そんなバッテラの作り方や東京、大阪でおいしく食べられるお店をご紹介します。

2019年4月4日 更新

バッテラとは?

バッテラは酢で締めた塩鯖の押し寿司で、関西地方、特に大阪では家庭でも作って食べるほどなじみの深い大阪発祥の料理です。酢飯の上に薄くそいだ酢じめの鯖の身と、甘酢で煮た白板昆布を重ねて型抜きするお寿司のことをいいます。

鯖の身が薄いぶん青魚といっても食べやすく、昆布のうま味が酢じめの鯖の身と相まって味にまろやかな風味が加わります。

いわれてみれば気になる「バッテラ」の由来

明治時代中期、大阪湾ではコノシロ(コハダ)が豊漁となり、コノシロを使って大阪のすし店が作り出したのが「バッテラ」の始まりといわれています。

幕末から明治にかけて大阪では小舟のことをポルトガル語の「バッテイラ(bateira)」と呼んでいたそうです。コノシロを開いて酢でしめ、酢飯にのせて作った寿司は、中央が太くて尾が上がり、形が小舟に似ていたことから「バッテラ」の名がつきました。

しかし、コノシロは安定して獲ることができないため、代用として鯖が使用されるようになったのです。

「バッテラ」と「鯖寿司」は似ているようで違う

バッテラと鯖寿司の作り方は少々異なります。

鯖寿司は、少し練った酢飯に塩鯖の半身をのせ、布巾や巻きすで巻いて羅臼昆布のような、やわらかい昆布で包みます。切り分けたときには、切り口が丸くなるのです。

一方、バッテラは甘酢で煮た白板昆布、酢でしめて薄く切った鯖、酢飯を木枠に入れて型抜きして作りますので、切り口は四角くなります

バッテラ昆布も大阪の郷土食

堺では、約600年の歴史を持つ刃物と職人の技術があったので、特殊な包丁を使って手すきでおぼろ昆布やとろろ昆布を削り出していきました。

バッテラで酢じめにした鯖の上に重ねられている、薄い昆布を白板昆布(バッテラ昆布)といい、バッテラと同様に大阪の郷土食といえるでしょう。
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