連載

お茶の席で恥ずかしくない和菓子のマナーを教わりました

見た目の美しいさまざまな和菓子。いざ目の前に出されると「あれ、どうやって食べればいいの?」と戸惑ってしまったことはありませんか?黒文字の使い方や生菓子のスマートな食べ方を、神保町で創業80年を超える老舗の和菓子屋さんに教わりました。

2016年6月24日 更新

5. 実は、聞くのが一番

いろいろ書きましたが、お茶の席と違い、知り合いの家で和菓子が出される場合には、明確なルールはありません。もてなす人によって、きちんとしたマナーで食べてほしい、という人と、もっと気を抜いて楽しんでほしい、と思う人がいるでしょう。疑問に思ったら、思い切ってその家の人に聞いてみましょう。聞くことは決して失礼なことではありません。
ちなみに、本来お茶の席では黒文字は懐紙で包んで持って帰るべきもの。お呼ばれしたときには、「置いていってもいいですか?」と一言聞いてみましょう。

おまけ:季節の和菓子の食べ方いろいろ

和菓子は季節のもの。今の季節、お店にはないものの気になる食べ方も聞いてきました。

柏餅・桜餅

葉は食べるべきか気になってしまう柏餅に桜餅。
「桜餅の葉は食べ、柏餅の葉は食べない」という人が多いようですが、ご主人によると、どちらの葉も「移り香を楽しむため」というのが本来の目的なので、無理に食べなくてもよい、とのことです。

大福

粉が散ってしまいそうでハラハラする大福。片方の手で懐紙ごと大福を持ち、もう片方の手でちぎって食べれば、手につく粉も減らせます。

串団子

かしこまった席では黒文字を使って串から一本ずつはずし、生菓子のように切り分けて食べるのがマナー。くだけた席なら、串から直接食べてもいいそうです。
桜餅は2月上旬〜4月上旬頃、柏餅は4月上旬〜5月中旬頃、草餅の串団子は2月上旬〜4月上旬頃お店に並ぶそうです(大福はお取り扱いがありません)。

季節にしかないものを味わえる和菓子。最低限の気づかいは心がけながら、和菓子を出してくれた人と今しかない時間を楽しめたらいいですね。
【取材協力】

御菓子処 さゝま
住所:東京都千代田区神田神保町1丁目23
TEL:03-3294-0978
営業時間:9:30〜18:00
定休日:日曜・祝日
公式サイト:http://www.sasama.co.jp/
昭和6年の創業以来、茶道のための和菓子をつくり続けている老舗の和菓子屋さん。季節の御菓子を大切にしているので、行くたびに違う味覚を楽しめる。通年で置いているのは最中と羊羹のみ。
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