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料理通が注目するプンタレッラ
プンタレッラと聞いて、なにを想像しますか?もしかしたら野菜の名前だと思わない人もいるかもしれませんね。
プンタレッラは西洋野菜のひとつで、チコリの仲間です。まだまだ日本人には馴染みの薄い野菜ですが、料理通の間で徐々に知名度が上がってきています。macaroniでも西洋野菜に注目しており、いま挙げた「チコリ」や「アーティチョーク」について、記事で紹介しています。詳しくは、以下でご覧になれます。
では、そもそもプンタレッラとはなに?どんなふうに食べるの?アイデアレシピは?今後さらに注目を集めそうな西洋野菜、プンタレッラの魅力について調べてきました。
プンタレッラとは?
プンタレッラは主にイタリアンで使われる食材で、ローマの冬野菜を代表する一つ。英語ではアスパラガス・チコリー(Asparagus Chicory)と呼ばれます。ユニークなのは、イタリアのなかでもローマを中心に食べられており、ローマっ子以外のイタリア人でプンタレッラを食べたことがない、という人も少なくないというところ。イタリアのなかでも珍しい野菜ですから、日本で馴染みが薄いのも当然といえば当然ですね。
日本でプンタレッラを積極的に紹介しているのが、宮城県。宮城県とローマは友好姉妹県なので、ローマにゆかりのあるプンタレッラを日本に普及させようと、平成18年度から「プンタレッラプロジェクト」をスタートしました。
こうした流れを受けながら、最近では、プンタレッラの苗をホームセンターで時々見かけるようになったり、通販などでも種を購入できるようになっています。
プンタレッラの基本的な食べ方
プンタレッラは、主に中心の花茎(トウ)の部分を食べます。茎の中は空洞で、繊維に沿いながら裂いて食べるのが定番だそう。通常、水にさらして苦味を取っています。
ローマで最も一般的なのが、プンタレッラを細かくカットして氷水にさらし、アンチョビドレッシングでサラダにする食べ方。そのほか、バーニャカウダに使ったり、肉料理に添えたり、パスタの具材にすることもあります。
では、日本ではどのように食べられているのでしょうか。アイデアレシピをご紹介しますね。
プンタレッラのアイデアレシピ
プンタレッラと鶏モモのトマト炒め
ワインとトマトの旨み、プンタレッラの苦味が鶏モモ肉にからむ、イタリアンテイストが濃厚なレシピです。プンタレッラは一般的に茎を食べますが、葉をあえて多めに入れて苦味が効かせてもおいしく仕上がります。
プンタレッラと牡蠣の大根ソース炒め
プンタレッラのさっぱりとした苦味が濃厚な牡蠣の旨みと合わさり、ご飯のおともにもお酒のおつまみにもぴったりのひと品。オレガノを少量加えることで香りが増して、より味わい深いひと品になっています。
プンタレッラとトマトのパスタ
パリッとしたプンタレッラの食感と、トマトのさわやかな旨み、鷹の爪のピリリとした辛みの三重奏で、さっぱりとしながらも食べ応え十分のレシピです。プンタレッラの苦味を活かすため、早茹でを忘れずに。
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