黒豆

黒豆の「まめ」は本来、丈夫・健康を意味する言葉だそうで、「まめに(元気に)一年働けますように」との願いが込められています。

昆布

昆布は「喜ぶ」とかけている語呂合わせともいえます。昆布巻はおせち料理には欠かせないもののひとつですね。

田作り

五穀豊穣を願い、小魚を田んぼに肥料としてまいたことからこの名前になったという「田作り」。カタクチイワシの小魚なんだそうです。これも豊作でありますようにの願いが込められていますね。

数の子

数の子はにしんの卵です。子供に恵まれるように、子孫が繁栄するようにとの願いで古くからおせち料理には使われていたそうですよ。

えび

えびはヒゲを持っており、体が曲がっているその姿から、年をとっても(ヒゲが生えて腰が曲がるまで)元気で暮らせることを願って、入れられた食べ物。いわれてみれば納得です。

終わりに

何気なく見ていた鏡餅やおせち料理ですが、昔の人の思い、願いのこもったしきたり・風習だったんですね。新年を迎えて、おせち料理をいただくときにはそんな昔の人のことも考えながらいただいてみてください。いつもより厳かな気持ちになれるかもしれません。
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