10. 平日も行列の人気店「パティスリー・パリセヴェイユ」

2021年の春にテレビ番組で特集されてから、さらに人気が過熱。自由が丘駅正面口から徒歩3分ほどにある、パリのパティスリーを彷彿させる店舗は、いつ行っても行列ができています。

金子シェフは「ラデュレ」「アルノーラエール」「アラン・デュカス・ホテル・プラザ・アテネ」などでの修業経験をもち、現在はパリのパティスリーも手がけるほどのグローバルな実力派です。

生み出すお菓子は繊細で芸術的なため菓子業界でもファンが多く、世界各国からお客さんが訪れています。仕上がりがとてもきれいなため、見て食べて感動できるケーキを購入することができます。

プチガトー、ショコラ、ジャム、フランス地方菓子、焼き菓子だけでなく、数種類のパンも販売していますよ。

奥がティーサロンになっており、ショーケースにあるプチガトーをいただけます。パリの街角にあるカフェにいるような雰囲気を味わいながら、絶品のプチガトーを楽しみましょう。

ル シュープレーム、ホットコーヒー

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700円、570円(税込み) ※手前左からル シュープレーム、ホットコーヒーの順
ぜひ食べていただきたいのが、定評のあるチョコレート系のプチガトー。濃厚なチョコレートケーキが食べたい!という方におすすめしたいのが「ル シュープレーム」です。

ムース仕立てのチョコレートケーキのなかでも、ひときわくちどけなめらかで濃厚。ブラックベリーとの組み合わせが大人のケーキです。

構成は、ブラックベリー風味のムースショコラにショコラ・ビスキュイ、ブラックベリーの紅茶クリーム、ガナッシュ、ビスキュイ。ツヤツヤのグラッサージュはビターで、全体を引き締めています。

貼り付けた板のチョコレートはとても薄くて、パリっとフォークで食べれますよ。この薄さに、テクニックが光りますね。細部にわたって食感や香り、味わいに工夫が凝らされているのです。人気店なので、休日は午前中の来店がおすすめ。
店舗情報

11. モンブラン発祥の老舗「モンブラン」

「TOKYO JIYUGAOKA MONT-BLANC(モンブラン)」は、自由が丘駅正面口から徒歩2分ほど、自由が丘商店街にあります。日本のモンブラン発祥といわれる老舗洋菓子店だけあって、ショーケースには黄色いモンブランがたくさん並んでいますよ。

ショートケーキやプリン、サバランなどの定番洋菓子のほか、ダコワーズのレーズンサンドやリーフパイ、栗のマドレーヌや栗のフィナンシェもおもたせとして人気です。老舗だけに、親子3代にわたってファンという方もいらっしゃるとか。

お店の奥はティールームになっていて、初代迫田氏と親交の深かった画家・東郷青児(とうごうせいじ)氏の絵画が飾られている優雅な空間。落ち着いた照明と広々とした空間で、ゆったりとした時間が過ごせます。

モンブラン

734円(税込み)
背の高いモンブランはカップケーキ仕立て。日本生まれのモンブランは、フランスの渋皮色と違って華やかな黄色いクリームです。ほっこり甘い愛媛産の黄栗甘露煮から作られています。

スポンジ部分にカスタードクリームと栗の甘露煮が丸々1個入っていて、その上に生クリームとたっぷりの黄色いマロンクリーム。甘さ控えめで上品な味わいです。

ベレー帽のようにちょこんとのっているのは、生クリームではなく焼いたメレンゲ。モンブランの白い山をイメージして飾られたそうで、なんともかわらしいですね。
店舗情報

12. 日本にフランス菓子を広めた伝説シェフの店「オーボンヴュータン」

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日本スイーツ界では知らない人はいない、フランス菓子を日本に継承した河田勝彦シェフのお店。

名パティシエを多く生み出し、食通だけでなく評論家や、フレンチガストロノミー好きに支持され続けている人気店です。フランス地方菓子や古典菓子の種類が驚くほど多く、「サロン・デュ・ショコラ」の期間は、海外の若手パティシエが参考に訪れ大混雑するほど。

2015年にリニューアルした店舗は、自由が丘駅から大井町線で2駅の尾山台駅から、徒歩7分ほどです。駅前のハッピーロード商店街を通り、大きな道路(環八都道331号)にぶつかったら右手に見えますよ。

重厚感のあるクラシックな店内には、見たことのない地方菓子がたくさん並んでいます。ショコラやパートドゥフリュイ、プチガトー、アイスケーキ、パンなど。奥にはパテやハム、ソーセージなどのシャリュキュトリや、デリまでそろっています。

その奥にティーサロンがあり、席数は14席と少ないのですが、フレンチシックな空間でゆっくりフランス菓子が楽しめますよ。

ベル・エレーヌ

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710円(税込み)
「ベル・エレーヌ」はナッツとアーモンドプードルを敷いたタルトに、洋ナシ型のムースがのったプチガトー。中を割るとチョコレートソースが流れ出し、大きめの洋梨コンポートがゴロッと入っているのも印象的です。ムースがしゅわっとエアリーな食感なのも面白く、洋ナシとチョコレートの相性が抜群ですよ。

「AU BON VIEUX TEMPS(オーボンヴュータン)」は焼き菓子が有名なのですが、プチガトーは一周まわって新しい!という感覚のものばかり。人気店なので終始混雑していますが、スイーツ好きなら一度は訪れてみたいお店です。
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