ライター : suncatch

食生活アドバイザー / パンシェルジュプロフェッショナル/薬膳コーディネーター

業務スーパーで買える!激安「切り餅」2種類をレビュー

Photo by suncatch

我が家は普段から餅をよく食べる、餅好き家族。味や食感もそれなりにこだわりつつ、日常食としてのコスパも気にしているところです。

そこで、業務スーパーで激安の「純 切り餅」と「一升もち」を食べてみることに。味わい・使いやすさ・コスパはどうなのか、徹底チェックしてみました!

食生活アドバイザー / パンシェルジュプロフェッショナル/薬膳コーディネーター

suncatch

業務スーパー通い歴10年、日々の料理を楽しむ主婦ライター。“ムリせず、おいしく、ハッピーに”をモットーに、食の楽しさをお届けします。

1. コスパ最強!もっちりなめらか「純 切り餅」

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351円(税込)
「純 切り餅」は、税込351円というお手頃価格。業務スーパーで買える切り餅のなかでも、特に“激安”な商品です。

パッケージには「水稲もち米粉使用」と書かれており、一般的な“もち米”ではなく“もち米粉”を使っているのが特徴。切り餅は個包装の商品が多いのですが、こちらは外袋のみのシンプルな包装で、個包装はされていません。

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内容量は1kgで、カロリーは100gあたり234kcal。原材料には、もち米調整品(もち米粉)をはじめ、加工でんぷんやクエン酸が使われています。

もち米粉は、大福や団子によく使われる材料なので、お餅としての食感はどうなのか……と気になるところ。製造しているのは、埼玉県にある昭和55年創業の「日本もち株式会社」です。

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袋から取り出してみると、餅の片面には少しでこぼこがあり、手作り感のある素朴な形状です。数えてみたところ、全部で22個入っていました。

1個あたりの重さは、44〜50gとややばらつきがあります。1kg入りなので、20個前後と考えておくとよさそうです。

「純 切り餅」の味わいは?外はサクッと中はなめらか

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オーブントースターで焼いて食べてみました。網に餅がくっつかないよう、フライパン調理用のアルミホイル、またはくしゃくしゃにしたアルミホイルを敷き、切り餅をのせます。

餅が膨らむまで、240℃で5分ほど加熱し、スイッチを止めて1分置き余熱で火を通しました。

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でこぼこの面を上にして焼いてみると、「純 切り餅」は底面が少しふくらみましたが、いい感じの仕上がりに。表面はパリッと香ばしく焼けていて、思わず食べたくなるような見た目です。

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半分に割ってみると、中はなめらかでとてもよく伸びます。砂糖醤油で食べてみると、外はサクッと香ばしく、中はもっちりなめらかです。ほどよい粘りと弾力のあるやわらかめの食感で、予想を上回るおいしさ!

もち米で作った餅特有の香りや強いコシは感じにくいものの、切り餅として十分満足できる味わいです。特に、やわらかい餅が好きな人におすすめですよ。

冷凍保存&レンジ調理で食べるのがおすすめ

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「純 切り餅」は個包装ではないため、開封後は乾燥やカビを防ぐ工夫が大切。1個ずつラップでぴったり包み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存するのがおすすめです。

食べるときは冷蔵庫で自然解凍する方法もありますが、凍ったまま調理できる電子レンジが便利。

水にさっとくぐらせた切り餅1個を、クッキングシートを敷いた耐熱皿にのせ、ラップなしで500W45~60秒加熱します。中心がぷくっとふくらんできたら、食べごろのサインです。

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なめらかな食感の「純 切り餅」は、きな粉餅やお汁粉などの甘味系と相性抜群。いちご大福やモッフルなど、餅スイーツの材料にもおすすめです。

2. 使い勝手抜群なおいしさ「一升もち」

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807.84円(税込)
「一升もち」は、税込807.84円。業務スーパーらしい“大容量&高コスパ”が魅力の商品です。

パッケージ表面の「水稲もち米粉使用」とともに、「腰の強さと味の良さ」のキャッチコピーが書かれており、餅好きな筆者の期待が高まります。1.8kg入りの “超”大容量なので、個包装されていることも安心ポイント。

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カロリーは100gあたり218kcalです。原材料には、水稲もち米粉(タイ産)をはじめ、加工でん粉やpH調整剤が使われています。

製造元は、パックごはんや切り餅でおなじみの「アイリスフーズ株式会社」。パッケージ裏面には、ゆで方や焼き方の説明も載っていて、調理の参考になりそうです。

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個包装を開けて取り出した「一升もち」は、両面ともすべすべの平らな形。一般的な切り餅とほぼ同じ見た目ですが、表面はさらにつるんとした印象です。

数えてみると全部で37個入り。1個あたりの重さは48〜50gとわずかにばらつきがあるため、36個前後が目安と考えてよさそうです。

「一升もち」の味わいは?いい意味で裏切られるおいしさ

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こちらもオーブントースターで焼いて食べてみました。「純 切り餅」と同じように、フライパン調理用のアルミホイルにのせ、240℃で約5分。餅がふくらむまで加熱します。

上面にスリット(切り込み)が入っていない商品のためか、途中で側面が少しふくらみましたが、仕上がりには問題なさそう。

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「一升もち」は、表面がパリッと張り、中央がふっくらと盛り上がった仕上がりに。焼いている途中、側面から膨らみかけたので、中身が出てしまわないよう焼き過ぎには注意が必要です。

見た目は一般的なもち米の切り餅と変わらず、ふっくらとおいしそう。食欲をそそられる焼き上がりです。

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砂糖醤油をつけて食べてみると、外はカリッとした食感、中はもちもち。穏やかながら、もち米をついて仕上げた餅を思わせるコシや舌触りが感じられました。

正直なところ「もち米粉使用」の限界を予想していたのですが、いい意味で裏切られる結果に。切り餅としての満足感が十分で、もち米粉使用という点が気にならないおいしさに驚きました。
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※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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