ライター : 白江 和子

管理栄養士 / webライター

試合前日の食事メニューのポイント

試合前日の食事のポイント

  1. 糖質中心に摂る
  2. 消化が良いものにする
  3. 主食・主菜・副菜がそろった食事にする

糖質中心に摂る

糖質は血液中の血糖のほか、筋肉や肝臓にグリコーゲンとして蓄えられます。筋グリコーゲンは、筋肉の運動エネルギー源。そして血糖や肝グリコーゲンは、脳のエネルギー源として集中力を保つはたらきがあるためとても重要です。

試合前はしっかりと糖質を補給して、スタミナ不足にならないようにしましょう。(※1)

消化が良いものにする

試合前の緊張で、胃腸のはたらきが低下してしまうことはありませんか?そんなときは消化が良いものを食べると、胃腸への負担を減らせます。ごはんやパン、白身魚のほか肉類は脂肪が少ない部位がおすすめです。また、よく噛むと唾液の分泌を促し、消化しやすくなります。(※1,2,3)

主食・主菜・副菜がそろった食事にする

主食のごはんやパンに豊富な糖質(ブドウ糖)をエネルギーに変える際には、ビタミンB1が必要です。

ビタミンB1は、豚肉の赤身やレバーなどに豊富。にんにくや玉ねぎに含まれるアリシンと一緒に摂ると、吸収が良くなります。糖質(ブドウ糖)からエネルギーをしっかり得るためには、ビタミンB1やアリシンなどを含む食材を中心に主菜、副菜も摂りましょう。(※4)

試合前日の食事で避けるべきメニュー

試合前日に避けるべきもの

  1. 脂質の多いもの
  2. 生もの
  3. 食物繊維が多いもの

脂質の多いもの

試合前の緊張状態で、胃腸のはたらきが低下するおそれがあります。脂質が多いものは消化が悪く、胃腸に負担がかかるためおすすめできません。脂身が多い肉類のほか、うなぎやぶりなども脂質が多いので避けましょう。調理する際はゆでたり蒸したりして、油を使わないようにするのも大切なポイントです。(※1,2)
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