ファットブルームはテンパリングで元に戻せる

ファットブルームは、カカオバターが浮き出したのが原因のため、もう一度テンパリングをすることで、元の状態に戻すことができます。シュガーブルームの場合は、水分によって砂糖が再結晶化されているため、テンパリングをしても元の状態には戻らないので注意しましょう。

お菓子作りに使う

お菓子作りが得意な人は、生地に混ぜたり、チョコレートドリンクなど、チョコレートの味を最大限に生かしてみましょう。フルーツやマシュマロを用意し、溶かしたチョコレートで手軽にチョコフォンデュもおすすめです。

ブルーム現象を防ぐチョコレートの保管の仕方

温度差の激しい場所は避ける

急激な温度変化が起こると、チョコレートの表面が結露し水滴が付きます。その水滴が原因で、砂糖が再結晶化しブルーム現象が起きます。冷蔵庫に保管していたチョコレートを常温に移動させるときは、温度に気をつけましょう

高温多湿な場所で保管しない

湿度が高いと、空気中に含まれる水分がチョコレートに付着しやすいです。その水分で砂糖が溶け出し、ブルーム現象が起きます。そのため、保管時は高温多湿の場所を避けるのがポイント。保管場所に迷ったときは、冷蔵庫の野菜室に入れるのがおすすめです。

直射日光を避ける

カカオバターは28度を超えると溶け出すため、直射日光は必ず避けて保管しましょう。ストーブや暖房が直接あたるところも、同様に保管には適さないため避けておきましょう。

ブルーム現象はチョコレートの天敵

四季がある日本では、季節によって気温が大きく変わります。正しい保存方法や保管場所を覚えておくことで、チョコレートのブルーム現象を防ぐことができます。おいしい状態をキープできるように、チョコレートの取り扱いには、十分注意しましょう。

【まとめ】チョコレートの「ブルーム現象」

  1. チョコレートが白くなるのは「ブルーム現象」が原因の可能性が高い
  2. ブルーム現象=チョコレートに含まれるカカオバターや砂糖が、表面から浮き出て白くなる現象。保管方法が適切でないときに起きる
  3. ブルーム現象のチョコレートはそのまま食べてもOK!ただし風味・品質は落ちる
  4. 【ブルーム現象を防ぐ保管のコツ】
    1.
    温度差の激しい場所は避ける
    2. 高温多湿な場所で保管しない(冷蔵庫の野菜室がおすすめ)
    3. 直射日光を避ける
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