ライター : 嘉山ゆりか

管理栄養士 / 健康運動指導士

ダイエット中に「焼き鳥」を食べると太る?太らない?

ダイエット中でも飲み会や人付き合いで外食をする機会もあるでしょう。そんなとき、焼き鳥はおすすめの選択肢。賢く部位を選んで上手に食べれば、太らずに食べることも可能ですよ。

まずは、ダイエット中に焼き鳥を食べるとどんなメリットがあるのか具体的に見ていきましょう。

焼き鳥をダイエット中に食べるメリット

メリット

  1. たんぱく質をしっかり摂れる
  2. 糖質が少ない
  3. 食べた量がわかりやすい
ダイエット中は筋肉を作る材料で、基礎代謝を上げるのに役立つたんぱく質をしっかり摂り、糖質量をコントロールしましょう。鶏肉は高たんぱく質、低糖質のためダイエット向けの食べものと言えます。

また、焼き鳥は食べた分の串が残るのでどれだけ食べたかが目に見えてわかりやすいです。つい食べ過ぎてしまった……とならないために、串の本数を確認しながら食べると良いですよ。(※1)

ダイエット中におすすめ。低カロリーな焼き鳥の部位5選

カロリー糖質量
鶏軟骨14kcal0.1g
鶏砂肝(塩)17kcal0.0g
鶏レバー39kcal1.5g
鶏ささみ46kcal1.4g
鶏むね肉(塩)53kcal0.1g
(※2,3,4,5,6)
※すべて1本あたりの栄養価を記載
焼き鳥のなかでも、鶏軟骨や鶏砂肝などコリコリした歯ごたえのある部位はとても低カロリー・低糖質。鶏レバーは1本で鉄分を2.8mg摂ることができるのもポイントです。

ダイエッターお馴染みの鶏ささみや鶏むね肉は、焼き鳥を食べるときもおすすめな部位ですよ。これらの部位を上手に選ぶと良いでしょう。

ダイエット中の上手な焼き鳥の食べ方

食べ方

  1. 高カロリーなぼんじりやつくねは避ける
  2. 食べる量は3~4本を目安にする
  3. 味付けは塩味を中心に選ぶ

高カロリーなぼんじりやつくねは避ける

ぼんじりは鶏肉のお尻の骨まわりについてる肉のことで、脂がのっておいしい部位ですが、1本で177kcalと高カロリー。

ほかにも、つくね(タレ)は1本あたり124kcal、鶏皮(タレ)は79kcalです。これらの部位は、ダイエット中はなるべく避けるほうが良いでしょう。(※7,8,9)

食べる量は3~4本を目安にする

カロリーと同様に、たんぱく質量も鶏皮(タレ)の1.6gから鶏ささみの9.3gのように、部位によって幅があります(1本あたり)。

食事バランスガイドによると、主菜を焼き鳥だけにすると一日10本までが目安です。さまざまな部位を食べることを考えると、1食では3~4本として主食・主菜・副菜をバランスよく組み合わせるようにしましょう。(※5,9,10,11)
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