ライター : 相羽 舞

管理栄養士

離乳食中期(7~8か月)にさつまいもを与えるときのポイント

ポイント

  1. ほかの野菜や果物と合わせて、1食20~30gを目安に
  2. 皮を厚めにむいてから、アクぬきする
  3. パサつくときは水分を足す

ほかの野菜や果物と合わせて、1食20~30gを目安に

離乳食中期では、野菜・果物として1食あたり20~30gが目安です。ほかの野菜や果物と組み合わせる場合は、合わせて20~30gになるように調整してくださいね。いろいろな食材と組み合わせることで、味や舌触りの経験を増やせますよ。(※1)

皮を厚めにむいてから、アクぬきする

さつまいもの皮の下には食物繊維が多いため、離乳食で使う際は皮を厚めにむいてくださいね。水に10分程度つけて、アク抜きしてから使いましょう。

細かくしてからゆでるよりも、2cm厚ほどの大きめに切ってゆでるほうが、やわらかくなりやすいですよ。(※1,2)

パサつくときは水分を足す

初期食のすりつぶしから、少しずつ形を残し、粗くつぶす程度にしていきます。舌でつぶせる固さくらいまでやわらかく加熱しましょう。目安は豆腐のやわらかさです。

さつまいもによってパサつく場合は、飲み込みやすいよう、水分を足したりとろみをつけたりしてあげてください。(※2,3)

【Q&A】離乳食のさつまいもを裏ごしするのはいつまで?

A:上手に飲み込めていたら、裏ごしなしでもよいでしょう。

裏ごしすると繊維を取り除くことができるので、よりなめらかなペースト状に仕上がります。赤ちゃんの口の動きを見てごっくんと上手に飲み込めていたら、裏ごしせずにすりつぶしたものを湯冷ましやだし汁でのばして与えてみましょう。(※4)

【Q&A】離乳食のさつまいもをみじん切りにするのはいつから?

A:舌で押しつぶせている様子が見られたら、みじん切りも試してみましょう。

形状を進めていくうえでは、口の動きを確認することが大切です。唇が左右同時に伸縮し、横に引かれている動きが見られたら、舌と上あごでつぶせているサイン。

初めは舌でつぶせるほどにやわらかくしたものをみじん切りにし、粗くつぶしながら与えます。徐々に形を残すようにしていきましょう。(※5,6)
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