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糖質制限に玄米はおすすめか?
玄米とは、米からもみ殻を取り除いたもの。そして精白米は、玄米からさらに糠層と胚芽を取り除いたものです。そのため、玄米は白米と比べてより栄養価が高く、主食におすすめな食材であるといえます。では、玄米が糖質制限中の主食におすすめな理由を詳しく見ていきましょう。(※1)
糖質制限のときに玄米がおすすめな理由
玄米がおすすめな理由
- 血糖値が上がりにくい
- 食べ過ぎ対策になる
- 腸内環境を整える
- ビタミン・ミネラルが摂れる
血糖値が上がりにくい
玄米は、100gあたり3.0gの食物繊維を含んでいます。食物繊維には、血糖値を上がりにくくするはたらきが期待できます。また、グリセミック指数と呼ばれる、食後の血糖値の上昇速度を表すGI値が白米は81に対して、玄米は54。GI値が低いほど、食後血糖値の上昇を抑えられると考えられていますよ。
そして、玄米に含まれるγ-オリザノールという成分はインスリンの分泌を促進し、血糖値を上げるグルカゴンというホルモンの分泌は抑制する作用もあります。これらのことから、玄米は血糖値のコントロールに適した食品です。(※2,3,4,5)
そして、玄米に含まれるγ-オリザノールという成分はインスリンの分泌を促進し、血糖値を上げるグルカゴンというホルモンの分泌は抑制する作用もあります。これらのことから、玄米は血糖値のコントロールに適した食品です。(※2,3,4,5)
食べ過ぎ対策になる
玄米は消化されにくい特徴をもつため、ゆっくりよく噛んで食べることが大切です。よく噛んで食べると食事の量が少なくても満腹のサインが脳に伝わりやすく、食欲が抑えられるといわれ、糖質制限中の食べ過ぎを抑えるのに役立ちます。
同時に内臓脂肪の分解も促す物質が脳内ではたらくため、肥満対策としてもおすすめです。(※1,6)
同時に内臓脂肪の分解も促す物質が脳内ではたらくため、肥満対策としてもおすすめです。(※1,6)
腸内環境を整える
玄米に含まれる食物繊維は人の消化酵素では消化されず、小腸を通過して大腸まで届く成分です。腸に届いた食物繊維は便の体積を増やす材料となり、大腸内にいる腸内細菌に利用されて、その菌を増やしてくれるはたらきをもちますよ。
糖質制限中は糖質だけでなく、食物繊維を含む炭水化物ごと制限してしまう場合があります。そのため、食物繊維が不足しないよう意識しましょう。玄米なら食物繊維が手軽に摂れて、便秘対策と腸内の環境を整えることに繋がります。(※2,3)
糖質制限中は糖質だけでなく、食物繊維を含む炭水化物ごと制限してしまう場合があります。そのため、食物繊維が不足しないよう意識しましょう。玄米なら食物繊維が手軽に摂れて、便秘対策と腸内の環境を整えることに繋がります。(※2,3)
ビタミン・ミネラルが摂れる
米は精製度が低いほど栄養価が高く、玄米は米からもみ殻を取りのぞいた状態を指します。玄米は外側から表皮・果皮・種皮に覆われ、内側は胚乳・ぬか・胚芽で構成されます。
玄米は白米よりもビタミンB群、ビタミンE、鉄、カルシウムなどのビタミンやミネラルが多く含まれるのが特徴です。なかには栄養価の高い胚芽の部分を残した胚芽玄米や、玄米を発芽させた発芽玄米も流通していますよ。(※1,2,7)
玄米は白米よりもビタミンB群、ビタミンE、鉄、カルシウムなどのビタミンやミネラルが多く含まれるのが特徴です。なかには栄養価の高い胚芽の部分を残した胚芽玄米や、玄米を発芽させた発芽玄米も流通していますよ。(※1,2,7)
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