カフェインの摂り過ぎ

高カカオチョコレートのなかには、コーヒーと同程度から2倍以上のカフェインが含まれているものがあります。高カカオチョコレートを摂り過ぎると、カフェインの過剰摂取につながるといえます。

めまいや下痢、不眠などの症状を引き起こす場合があるため、カフェインの摂り過ぎには注意が必要です。(※13,14)

チョコレートの食べ過ぎで鼻血…これって本当?

「チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出る」とよく言われますが、実際のところ医学的な根拠はありません。チョコレートに含まれるテオブロミンやポリフェノールには血行をよくする作用があるものの、鼻血との関連性は不明です。

なお、チョコレートを食べて鼻血が出た場合、栄養バランスの崩れにより体調不良につながった可能性が考えられます。(※15,16)

チョコレートの食べ過ぎの目安

一日に板チョコレート 2/3枚(36g)まで、それ以上は食べ過ぎ

成人の場合の、間食は一日に200kcalが目安。これはミルクチョコレート約36gに相当する量です。板チョコレートに換算すると、0.6~0.7枚分ほど。製品によって重さが異なるので、栄養成分表示を確認してくださいね。

一日に板チョコレートを食べる量は2/3枚程度にとどめるのがおすすめです。(※1,17,18)

高カカオチョコレートの場合

高カカオチョコレートはミルクチョコレートよりも高カロリーなので、食べる量は控えめにしましょう。100gあたり655kcalの高カカオチョコレートの場合、一日に摂ってよい量は30gほど。板チョコレート0.5~0.6枚に相当する量です。

高カカオチョコレートを食べる量は、一日に1/2枚程度を目安にしてくださいね。(※1,13,17,18)

【Q&A】子供や妊婦がチョコレートを食べ過ぎると危険?

A:2歳までは一日150kcal、3歳以降は200kcalが間食の目安です。それ以上摂ると食べ過ぎで、食事に影響して栄養バランスが乱れるおそれが。

妊婦がチョコレートを食べ過ぎて体重が急増すると、分娩時のリスクが高まるため注意。摂ってよい量は個人差があり、体重が増え過ぎている場合は医師と相談する必要があります。(※19,20)

【Q&A】チョコレートを食べ過ぎたときの対処法は?

A:チョコレートを食べ過ぎてしまったら、数日かけて調整しましょう。たとえば一日に400kcalの間食を摂った場合、翌日は間食を控えると調整できます。

また、散歩やランニングなどの運動をしたり、意識して階段を使うといったように日常生活での活動量を増やしたりするのもおすすめ。摂取したカロリーを消費できるほか、代謝アップにつながります。(※1,21,22)
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