ライター : いとう まさと

WEBライター

そもそもサフランとは。どんな使い道がある?

サフランは料理の色付けや香り付けに使われる調味料。薄紫色の花からめしべを取り出し、乾燥させたスパイスです。鮮やかな黄色とエキゾチックな香りを料理にプラスすることができ、魚のくさみ消しの作用もありますよ。

米料理に色味を付けたり、鍋料理に加えて風味付けをしたりします。色味付けをする場合は、事前に水に浸して「クロシン」という色素成分を引き出してから使うのが一般的。ブイヤベースや煮込み料理に使う場合は、鍋に直接加えることが多いですよ。

サフランが高価な理由

サフランは開花した花1本から3本しか取れないめしべを使っています。さらに、それらひとつひとつを手作業で摘み取っているため、手間暇がかかり希少性が高いのが特徴。そのため、ほかのスパイスに比べて値段が高いんです。

気軽には手を出しにいくく、「ほかのもので代用できないかな?」と考えるのは自然なこと。次の項目以降で、サフランの代用品について見ていきましょう。
▼サフランの効能についてはこちら

サフランの代用品3選

ターメリック

料理の色付けをしたい場合は、ターメリックで代用可能です。鮮明な黄色を出すことができますが、サフラン特有の香り・風味は付きません。また、サフランに比べて香り・苦味が強いので、加える量は加減する必要があります。

サフランは水溶性ですが、ターメリックは脂溶性。そのため、ターメリックを加える場合は油と一緒に使うことを意識するといいですよ。たとえばごはんを炊くときは、バターなどと一緒に入れるといいでしょう。

カレー粉

より身近で家庭に常備していることも多いカレー粉も、サフランの代用品として使えます。カレー粉にはターメリックが入っているため、同じように色付けとして使えます。

ただ、ターメリックと同じようにサフランとは違う風味・香りが付くので、加える量には注意が必要。加える際はひとつまみ程度など、少量に抑えることで料理がおいしく仕上がりやすいですよ。

くちなしの実

たくあんや栗きんとんの色付けに使われるくちなしの実も、サフランの代用品として使えます。サフランと同じ色素である「クロシン」が色素成分が含まれているのが特徴。料理に使う際は、サフランと同じく水に浸して使用しましょう。

ターメリックやカレー粉に比べて、香り・風味がそれほど強くないのも特徴のひとつ。香り・味に変化を与えにくいので、料理の風味を邪魔せず、色味だけを付けたいときにおすすめです。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ