ライター : カレーセラピストふわろちゃん

macaroniクリエイターズ /中医薬膳師

南インドの甘くない豆製ドーナツ、メドゥ・ワダのレシピ

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

調理時間 30
*豆の浸水時間は含みません
こんにちは。スパイスと薬膳でみなさんの心と身体を元気にしたい、カレーセラピストふわろちゃんです。

みなさんは「ワダ」という食べ物をご存じですか?
ワダとは、南インドのレストランや食堂、屋台などでティファン(軽食)として食べられているスナックで、ペーストにした豆を揚げたものです。よくココナッツチャトニとサンバルを添えたり、ラッサムに浸したりして食べます。

ワダにも種類があり、今日はウラド豆でできた「メドゥ・ワダ」のレシピを紹介したいと思います。ふわっとしたやわらかい食感とドーナツ型が特徴のメドゥ・ワダは、少しコツがいりますが作り方も面白く、揚げたてスパイシーなおいしさを一度知ったらハマってしまいますよ♪

材料(約8個分)

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

コツ・ポイント

  1. 硬すぎずゆるすぎず、生地作りの絶妙な水分量がふわっとした食感のポイント。
  2. ドーナツ形を作って油に落とすまではスピード勝負!手早くリズミカルに♪
  3. 青唐辛子は、お子様や辛いものが苦手な方は入れなくてOKです。
ヒングはインド料理でよく使われる、セリ科の植物の樹脂を固めたスパイスです。強烈な臭いがすることで有名ですが、入れるとやはり風味が出て本場の味になります。なくても作れますのでご安心を。

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

玉ねぎ、青唐辛子などを入れるのが定番ですが、お好みでパクチー、カレーリーフ、黒胡椒などのハーブやスパイスを入れてアレンジするのもGOOD!

下準備・下ごしらえ

・ウラド豆を洗い、たっぷりの水に漬け冷蔵庫で3時間以上浸水する。

作り方

1.生地を作る

メドゥ・ワダのペーストの硬さの目安

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

よく水を切ったウラド豆を、フードプロセッサーでペーストにします。 水を入れすぎると成形が難しくなるので、入れる場合は少量ずつ加減しながら。ゆるくなり過ぎてしまったら米粉を少し足して硬さを調整します。 粒やざらつきが残らないくらい、なるべくなめらかなペーストにします。
※重めのペーストのため、機械によっては負担がかかり故障の原因になることがあります。多い分量で作る時は少量ずつ回すようにしてください。
メドゥ・ワダの生地

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

ペーストにAの調味料を加えて、泡立てるように手でよくかき混ぜます。 ふんわり空気を含ませることでふわっと軽く揚がり、成形しやすく油に落とす時の手離れもよくなります。

2.具材を切る

メドゥ・ワダの具材

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

Bの具材を刻みます。 玉ねぎはみじん切り、青唐辛子は種を取って小口切りにします。

3.揚げる準備をする

・揚げ油を中弱火で温めておきます。 ・水を入れたボウルを用意します。 生地が離れやすくなるように、1個揚げるごとに手を濡らす時に使います。

4.生地に具材を混ぜる

メドゥ・ワダの生地

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

揚げる直前に、①に②の具材を混ぜます。

5.ドーナツ形を作る

メドゥ・ワダの成形

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

両手をよく濡らしたらピンポン玉大の生地を手に取って軽くまとめ、濡らした指で中心部に穴を開けてドーナツの形にします。 時間が経つごとに生地が手にくっつき成形しにくくなるので、油に落とすまではなるべく手早くリズミカルに。
生地がゆるくてドーナツ形にするのが難しければ、米粉を加えて硬さを調整します。小判型やスプーンで落とす形にしてもOK。米粉を増やすと少ししっかりめの食感になります。

6.油で揚げる

メドゥ・ワダの揚げ方

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

ドーナツをのせた手のひらを返し、油の表面に向けて近づけ、生地が剥がれるのを待つようにして油に落とします。油の表面にそっと置くようなイメージで、手が濡れていれば自然にポトンと落ちます。 1回ずつ手を濡らしなおして、⑤と⑥を繰り返します。
※怖がって高い位置から生地を落としたり勢いよく投げ込むと、油が跳ねて大変危険です。火傷しないようにご注意を!
メドゥ・ワダの揚げ方

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

中弱火で中までじっくりと。少し色づいてきたら裏返し、全体がきつね色になるまで揚げます。3~4分ほど揚げて、泡が少なくなってきたらOK。

7.盛り付け

メドゥ・ワダ

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

油を切り、お皿に盛り付けたら完成です。
揚げたて熱々がおいしくて、つまみ食いが止まらない♪
香ばしくスパイシーで、おつまみにもぴったりです。

Photo by カレーセラピストふわろちゃん

初めての方は生地は硬めの方が成形しやすく失敗も少ないですが、コツをつかんだら少しゆるめにして作ってみて。ふわっと軽い食感のワダができますよ。

基本のワダ作りを覚えたら、色々なアレンジを楽しんでみてくださいね。
Instagramで「#ワダアレンジ」を紹介しているので参考になさってみてください。

編集部のおすすめ