食べても大丈夫な場合もある

缶や袋の上部に透明な液体がある場合は、あんこに含まれている糖蜜が分離している可能性があります。傷んでいるわけではないので、食べても問題ありません。

また、小豆に含まれるタンニンと原料に含まれる鉄分が結合して小豆が黒っぽくなることがあります。こちらも問題ないので食べることができますよ。

賞味期限の日付けだけで判断せず、開封してあんこの状態を確認してみてくださいね。(※1)

あんこの正しい保存方法

未開封

袋・レトルトパウチ・缶詰いずれのあんこも直射日光の当たらない冷暗所で常温保存しましょう。温度の高い場所で保存すると劣化が早まるおそれがあるため、避けたほうが良いです。パントリーや床下収納などがおすすめですよ。

開封後

袋・レトルトパウチ・缶詰いずれも、密閉できる容器に移し替えて冷蔵保存します。カップ入りのものは移し替える必要はありませんが、空気に触れないようにぴったりラップをかけてください。

長期保存するなら冷凍

開封後のあんこは、あまり日持ちしません。そのため、使い切れない分は冷凍保存がおすすめです。袋入りのあんこをそのままジップ付き袋に入れてすることができますが、冷凍と解凍を繰り返すと劣化するため、量が多い場合は小分け冷凍が良いでしょう。

まず、使いやすい量のあんこをラップに広げて包みます。ラップごしに手で平らに伸ばしたら、ジップ付き袋に入れて平らな状態で冷凍庫へ。1ヶ月程度保存できますよ。凍ったまま焼いたり煮たりしましょう。なお、手作りあんこも同様に冷凍保存できます。

食中毒に注意!

開封済のあんこを常温保存したり、手作りあんこの加熱が不十分だったりするとサルモネラ菌による食中毒を起こしてしまうおそれがあります。サルモネラ菌は少量でも発症し、腹痛・下痢・発熱などを引き起こすため注意が必要です。(※2,3)
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