【医師監修】チョコレートを食べたら口に違和感…アレルギーかも？症状の特徴と対処法を解説！ (2ページ目)

アレルギー症状が出る・治まるまでの時間

チョコレートを摂取してから15～30分後、おおよそ2時間以内にアレルギーの症状は出現すると言われています。どれくらいの時間で治るのかは人によってまちまちですが、多くの場合は数時間以内で症状はピークに達し、その後しばらくして消失します。

チョコレートアレルギーは何科を受診すれば良いか

チョコレートアレルギーでは、皮膚科だけでなく、耳鼻咽喉科や小児科、内科、総合診療科などアレルギー疾患に関わる複数の診療科が受診の窓口となります。ただしアレルギーを専門としているかはクリニックによっても違うため、事前にホームページでアレルギーに関する記載があるかを調べてから受診してくださいね。

チョコレートアレルギーは完治はむずかしい

チョコレートアレルギーの治療では、アレルギーの原因物質であるチョコレートを避けるのが大切です。薬を飲んでアレルギーを治すことは一般的ではありません。

チョコレートアレルギーは「治す」というより、「上手にお付き合いしていく」といったほうがよりしっくりくるかもしれません。

チョコレートアレルギーの検査方法・対処法

チョコレートアレルギーで病院を受診すると、原因を絞り込むために問診がおこなわれます。さらに血液検査や皮膚の検査の実施後、チョコレートアレルギーかどうかの診断が付きます。血液検査では、カカオやナッツなどのチョコレートの成分についてすべて検査されますよ。

また、治療については、チョコレートアレルギーの原因となる物質を避けることが第一です。

アレルギーが出たときのチョコレートの食べ方

チョコレートアレルギーを持っている患者さんは、原因となる食品を避けるのが重要です。

少量でもアレルギー反応を起こすおそれがあり、場合によってはアナフィラキシーになってしまう危険性もあります。チョコレートアレルギーが検査によって判明し、診断されている方はチョコレートをまったく食べない方がよいでしょう。