虫歯を抑制する

麦茶には、虫歯や歯周病をの原因になるバイオフィルムが作られるのを抑制するはたらきがあります。バイオフィルムとは細菌が作る膜のこと。細菌はこの膜に守られて繁殖します。麦茶はバイオフィルムを作りづらくして、虫歯や歯周病を抑えます。(※11)

麦茶は体にやさしいノンカフェイン

麦茶はカフェインを含まないので、体にやさしい飲み物です。カフェインは胃液の分泌を促進するため摂り過ぎると、胃酸が胃粘膜を刺激して胃を荒らすおそれがあります。寝つきが悪くなり、睡眠の質を悪くすることも。またカフェインには利尿作用があるため、カフェインを多く含む飲み物では十分な水分補給ができません。(※7,10,12)

麦茶は赤ちゃんや妊婦さんでも飲める?

ノンカフェインの麦茶は、赤ちゃんや妊婦さんも安心して飲めます。赤ちゃんには、生後1ヶ月ごろから与えても問題ありません。しかし生後5~6ヶ月以前の赤ちゃんに、あえて麦茶を与える必要はないと考えられています。

麦茶には、水出し用や煮出し用があります。水道水の塩素や共同住宅の貯水槽が気になる方はは煮出し用がおすすめです。赤ちゃんも妊婦さんも冷やし過ぎや飲み過ぎに注意し、不安がある方はかかりつけの医師に相談しましょう。(※10,13,14)

麦茶と緑茶はどっちが体にいい?

麦茶はカフェインを含みませんが、緑茶はカフェインを含みます。カフェインには利尿作用があるため、水分補給を目的とするならば麦茶がおすすめです。しかしカフェインには、眠気覚ましや集中力の向上などの作用があります。また緑茶が好きな方もいらっしゃると思います。常飲するなら麦茶を、緑茶は嗜好品として飲むのが望ましいでしょう。(※10,15,16)

デメリットも?麦茶を飲みすぎると起こる症状

下痢や腹痛を起こす

冷たい麦茶を飲みすぎると、急な温度変化で胃に負担を与えるおそれがあります。胃けいれんや消化不良を起こすことにもなりかねません。できれば常温の麦茶を飲むようにして、胃への負担を軽減しましょう。(※10)

血行が悪くなり、むくみの原因に

冷たい麦茶をたくさん飲むと、体を冷やしすぎるおそれがあります。そのため血行が悪くなり、むくみにつながることも。体を冷やさないためには、できるだけ常温の麦茶を飲むよにしましょう。(※17)
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