煮出し

沸とうしたお湯1リットルに対し、麦茶パック1袋(約10g)を入れます。3~5分ほど煮出したら火を止めます。そのまま約5分おいて、パックを取り出してください。熱いまま急速冷却すると、雑菌の繁殖をおさえることができます。賞味期限は、水出しと同じく2~4日が目安です。

飲めない目安は?

麦茶がぬめっていたりとろみがついていたりするものは、雑菌が繁殖しているおそれがあるため、飲むのはやめてください。同様に、カビくさいにおいがするものや、酸味があるものも傷んでいるおそれがあるため、飲むことができません。すみやかに廃棄してください。

【まとめ】作った麦茶の賞味期限

  1. 水出し・煮出し麦茶の賞味期限の目安は2~4日
  2. 麦茶がぬめっていたり、とろみがついていたりしたら雑菌増殖のサイン
  3. カビくさい、酸味があるものは傷んでいる可能性があるので処分する

作った麦茶を日持ちさせるコツ

清潔な密閉容器を使う

麦茶は清潔な容器で保存しましょう。使い終わったら毎回丁寧に洗い、可能であれば熱湯消毒してください。また、雑菌の繁殖を防ぐためにパッキン付きの密閉容器を使うのがおすすめ。なお、麦茶を沸かすやかんも使うたびに洗い、清潔を保ちましょう。

常温で放置しない

麦茶を煮出すときに、冷めるまで常温放置する方は多いのではないでしょうか?実は、この方法はNG。麦茶の温度は30~40℃になると、雑菌が増えやすいという実験結果があるんです。煮出した麦茶はやかんごと氷水に浸けて冷やし、粗熱がとれたらすぐに冷蔵庫に入れましょう。

水出しの場合も同様です。特に気温の高い夏場は、水の温度自体が高くなってしまいます。必ず冷蔵保存してください。(※5)

パックを取り出す

前述のとおり、麦茶の原材料である大麦には、雑菌が繁殖しやすいとされるでんぷん質が多く含まれています。そのため、麦茶パックをそのままやかんや保存容器に入れておくと、雑菌が増える原因に。

水出しの場合は1~2時間後、煮出す場合は抽出から5分ほど経ったら、麦茶パックを取り出してください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ