ライター : 相羽 舞

管理栄養士

監修者 : 中田 馨

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事・中田家庭保育所施設長

【離乳食】2回食はいつから始める?

Photo by 長曽我部 真未

離乳食を始めたころは一日1回だった食事を、一日2回に増やす時期は、いつごろが良いのでしょうか?

生後5~6ヶ月ごろから離乳食を始めた場合、始めた時期にもよりますが1~2ヶ月ほど経った生後7ヶ月ごろから、一日2回食に進めていきます。しかし、7ヶ月になったら必ず2回食にするというわけではありません。子どもの様子をみながら進めていくのが大切です。

では、どのような姿がみられるようになったら2回食開始の目安なのか、確認していきましょう。(※1)

【離乳食】2回食開始の目安4つ

目安

  1. もぐもぐ噛める、ごっくんと飲み込める
  2. スプーン食べに慣れてきた
  3. 離乳食を喜んで食べている
  4. 食欲が感じられる

1. もぐもぐ噛める、ごっくんと飲み込める

離乳食初期では、食べ物を取り込んでごっくんと飲み込むことをおぼえます。離乳食に慣れてくるおおよそ7ヶ月ごろには、飲み込むという前後の舌の動きが、上下にも動くように。

舌と上あごで、離乳食をつぶして食べることができるようになると、口が左右にもぐもぐ動く様子がみられます。そのような様子がみられたら、2回食に進める目安です。(※1,2)

2. スプーン食べに慣れてきた

2回食に進めるにあたって、離乳食をスプーンで食べるのに慣れていることが大切です。離乳食開始時には、スプーンを口に入れてもいやがらなかったのに、途中からスプーンを拒否するようになったり、まだあまり慣れていなかったりする場合は、無理に2回食に進める必要はありません。

前述したように、スプーンで取り込んだ食べ物を、口を左右にもぐもぐと動かし、ごっくんと飲み込めるようになってから進めましょう。(※1,2)

3. 離乳食を喜んで食べている

離乳食は、食べることを楽しみながら発達や成長をしていく過程です。進めていくうえで、決まった時間に食事を摂って生活リズムを整える、楽しい食事の経験から、食べる意欲を育てるといった目標があります。

そのため、子どもが離乳食を喜んで食べている様子があれば、2回食に進めていっても問題ないでしょう。(※1,3)

4. 食欲が感じられる

離乳食を喜んで食べていることと同じような意味になりますが、食べたい!といった食欲があるように感じられるなら、2回食に増やしても良いでしょう。

離乳食を前に、手を伸ばしたり、待ちきれないといった様子がみられたりしたら、食欲が増しているサインです。(※3)
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