離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃)

卵白は、離乳食中期までに卵黄が1個分食べられるようになってからスタートします。卵黄と同じように、耳かき1杯程度から徐々に増やし、体調に変化がないか観察しましょう。

卵白を食べても問題が無ければ、全卵を与えられます。離乳食中期では、全卵1/3個分が目安です。(※1)

離乳食後期(生後9〜11ヶ月頃)

離乳食後期では、全卵1/2個分まで量を増やします。ゆで卵を軽く潰したり、つなぎとして、ハンバーグやお好み焼きなどに使ったりしましょう。

この頃には3回食になるので、卵を使うレシピにチャレンジすると、料理のレパートリーをグッと広げられますよ。(※1,2)

離乳食完了期(生後12〜18ヶ月頃)

離乳食完了期では食べられる食材も増え、形があるものを噛みつぶせるようになります。卵は全卵を1/2~2/3個分まで与えられるので、卵焼きや炒り卵などの料理にもチャレンジできますよ。

また、離乳食完了期からは、一日のなかで1〜2回の間食を摂ることが目安になります。卵を使うフレンチトーストや、ホットケーキなどをおやつに摂り入れるのもおすすめです。(※1,3)

離乳食で卵を食べさせるときのポイント

ポイント

  1. 卵黄から食べさせ始める
  2. しっかり加熱する
  3. 新鮮な卵を使う
  4. アレルギー反応に注意する
  5. 食べないときは無理に与えない

卵黄から食べさせ始める

卵はアレルギーの原因になりやすい食品なので、慎重に進めることが大切です。特に卵白には、オボアルブミンやオボムコイドというアレルゲンが多く含まれるため、卵黄と比べてアレルギーが強く出ます。

卵を初めて与えるときは、必ず固ゆでした卵黄からスタートしましょう。卵を半分に切り、卵白に触れていない、卵黄の中央部分からすくうのがおすすめです。(※4,5)

しっかり加熱する

卵白に含まれるアレルゲンのうち、オボアルブミンは熱に弱い性質があります。しっかり加熱するとアレルギーが起きにくくなるため、ゆで卵を作るときは、必ず固ゆでにしましょう。

また、加熱した卵が食べられても、生卵や半熟卵でアレルギーを引き起こす可能性もあります。離乳食はどの時期でも、卵を十分に加熱するよう注意することが大切です。(※2,4)
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