ライター : macaroni 編集部

食費節約のコツ

  1. 不要なまとめ買いをしない
  2. 買い物は肉・魚などのメインのコーナーから回る
  3. 特売スーパーにはあえて行かず、普段のスーパーで買い物をする
  4. 嗜好品を把握する

教えてくれた人

Photo by macaroni

家計設計事務所 あき・家計プランニング代表/あきさん
家計簿を10年以上つけるも貯金が増えないことに一念発起し、家計簿のつけ方を変えたことで2年で350万円の貯金に成功。自身の経験を活かし、現在は家計簿・家計管理アドバイザーとして活動中。「2年で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ」を運営する傍ら、雑誌や書籍などの執筆も多数。マネーライフプランナー、住宅ローンアドバイザー(住宅金融普及協会)、AFP認定者

2年で350万も夢じゃない!? 今日からできる食費節約術

コロナ禍の影響で自宅で食事をする機会が多くなり、食費節約を考えている方も少なくないでしょう。しかし、食費を抑えるために自炊をはじめても、外食と大差ない費用がかかっている場合もあるようです。

そこで、2年間で350万円の貯金に成功した家計簿・家計管理アドバイザーのあきさんに、今日からできる食費節約術を教わりました。あきさんは、「私もとてもズボラな性格です。でも家計簿のつけ方を見直すだけで、ズボラでもムリなく続けられる家計管理の方法があるんですよ」といいます。

食費の節約を考えるうえで、まず必要なのは自分の家庭の適切な食費の額を知ることだそう。まずは実際にどのくらい食費がかかっているのか、適正金額はいくらかをチェックしてみましょう!

1人あたりの食費って、どれくらいが適正?

「なんの基準もなく、いきなり食費を節約しようと思っても、一体いくら節約すれば良いのかわからないですよね。そのためにはまず、1週間なり1ヶ月なり節約のことを考えずに普通に生活してみて、現状どれだけの金額が食費にかかっているか把握しましょう。

その金額と世間一般的な食費の平均値を比べて、目標の予算を決めるのがおすすめです。世間一般的な食費の平均値は、総務省の家計調査から調べることができます」

基準となる一般的な食費の平均値の考え方を、2パターンご紹介します。

家計調査の食費平均金額から考える

総務省統計局が発表した2021年のデータを参照すると、1ヶ月の食費の平均値は単身世帯で約3万円(外食やお酒類・学校の給食費などを除く。そこから世帯数が1名増えるごとに、約1万5千円ずつ増加していきます。

以上のことから、『15,000円+(世帯人数×15,000円)=一般的な食費の平均値』と計算できます。

「私の感覚値でも、1人あたりの食費は1万円〜1万5千円/月が基準です。小さなお子さんはそこまでかかりませんし、育ち盛りのお子さんならもっとかかる場合もあると思いますので、そのあたりは各家庭で考慮されると良いと思います」(※1)

家庭の年収ベースで考える

食費を考えるうえで、もうひとつ基準になる数字に『エンゲル係数』があります。耳にしたことがある方も多いと思いますが、エンゲル係数とは、使用したすべての金額のうち食費が占める割合を指します。エンゲル係数は世帯数に関わらず、25%程度が日本人の平均的な数字だと言われています。

ただし年齢や年収によって、平均的なエンゲル係数は若干変動します。若い世代や年収が低い世帯はエンゲル係数が高くなる傾向にあるため、世代や年収によっては20〜30%の間が基準になるでしょう。前述した一般的な食費の平均値と乖離がある方は、こちらを参考にしても良いかもしれません。

また、エンゲル係数で算出する食費には外食費やお酒類も含まれているので、その点は注意が必要です。

では、食費の適正金額を把握したうえで具体的にどのように節約を行なっていけば良いのでしょうか?まずご紹介するのはあきさんが「よく見かける」という、間違った節約術です。(※2)

実は逆効果!? やらないほうがいい食費節約術

1. 支出項目を細かく分けすぎる

「家計簿の費目が細かくなるほど予算を守るのがむずかしくなり、面倒になって続かない方が多いと思います。基本的に支出項目は、食日用品費・娯楽費・特別費だけでOKプラスで必要であれば2費目ほど追加しても構いません。これが管理しやすく続けられるコツですよ」
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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